食料品価格が高騰の兆し第2報!葉物野菜が前年比の倍に!穀物はチャイナの爆買い! [新型肺炎コロナウイルスと世界恐慌]
ご覧のグラフは、農林水産省が定期的に行っている、食品の小売店における価格の動向調査の結果を時系列でグラフにしたもので、対象は、キャベツ、ねぎ、レタス、ばれいしょ、たまねぎ、きゅうり、トマト、なすの8品目です。
これによるとレタス価格が暴騰し例年の2倍を超えており、次いでキャベツの価格も高騰し始めています。
この原因は、主産地において、長雨や日照不足の影響で、生育が停滞し、小玉傾向であるため、8月前半の出荷数量は平年をやや下回り、価格は平年を上回る結果になりました。
今後、天候が良好に推移すれば、生育の回復が見込まれますが、9月は台風シーズンですのでこの動向に左右されそうです。
他の野菜も天候次第ですので、天候の動向に注意して買い時を見極める事で値上がりの影響を減らす事が出来るかも知れません。
問題は、輸入穀物価格で海外の穀物市場はStrong Buy(強い買い)を示しています。
これはシカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange)におけるトウモロコシの先物取引価格を、45分足で描いたものですですが、8月28日に急騰しています。
これもシカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange)における大豆の先物取引価格を、45分足で描いたものですですが、大豆価格は上昇トレンドである事が分かります。
こうした穀物価格の上昇の背景には、チャイナ共産党による穀物の爆買いが否定出来ず、洪水の影響やアメリカとの経済封鎖に伴う戦争の危険性も否定できない事から兵糧を確保している可能性も考えられます。
小麦につては、我が国では不測の事態に備え、国全体として外国産食糧用小麦の需要量の2.3か月分の備蓄を行っており、令和2年度の備蓄目標は、93万トンとの事で現時点では余り影響は無さそうです。
2020-08-31 07:47
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