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医師から一生車椅子生活を宣告!生死を彷徨い激痛で眠れない地獄の日々!第13話 [私はこうして起業した!40年で総資産5億円超に!]

31Oct2020-1.jpgICU(集中治療室: Intensive Care Unit)に入れられていとのですが、ここでの記憶は僅かで40度前後の高熱が出て、看護師さんが脇の下又の間に保冷剤の様なものを入れて下さり体温を下げるのに苦労されていました。


体には複数のセンサーの様なものが取り付けられ、血圧や心拍数がご覧の写真のモニターで表示され規定を下回っったり超えるとブザーが鳴りました。


手術の後半になると麻酔が切れ始めぼんやりとした意識の中で、まるで走馬灯の様に過去の景色が現れ流れて行くのが見えて、それがとても懐かしい光景で幼稚園時代の光景がまるで時間が逆戻りして行くのです。


これが、懐かしくもありとても気持ちが良いのです。


「天にも昇るような気持ち」と言う言葉ございますが、正にこの様な恍惚とした気持ちの良さで、やはり人は死ぬ前は苦しむのではなく、こうした幸せな恍惚感に浸りながらあの世に行ってしまい、その境目も気づかないのだと思います。


その時、ある不安が起こりました。


このままま時が戻り続け、生まれる前の時間を過ぎると、一体どこへ私は行ってしまうのでろうと。


そうしていると、突然、医療機器のセンサーが異常を検知しブザーが鳴り出しました。


医師が、「血圧が下がっているぞ上が60を切った。点滴を上げろ」と怒鳴っている声が聞こえました。


後で分かったのですが、一般に血圧が60を切ると危篤と判断されるそうです。


すると、走馬灯の様に過去に遡っていた景色が次第にゆっくりになり、止まったかと思うと、再び逆方向に動き出し、意識が無くなりました。


手術が終わり、ICUに戻ると私に話しかけて来る声がしました。


それは、医師の先生達で私を囲む様にのぞき込み「目を開けて下さい」「手術は成功しましたよ」と言われました。


しかし、「一生車椅子の可能性もあります」と言われ、絶望感から窓の所迄這って行って飛び降りて死にたいと思いましたが、何しろ身動きが出来ない状態で、将来の不安がつのる一方でした。


この時は意識がもうろうとしてそれにちゃんと答えられたのか記憶がありません。


その後、麻酔が切れ始めると激痛に苦しめられ、3時間おきに麻酔を打ってもらう訳ですが、3時間前に麻酔が切れてしまい、その前では打てないと言われ激痛に耐えなければなりませんでした。


激痛は生きる事を赦された証であり、生きる事は苦しみに耐える事です。


人間は不思議なもので理由は分かりませんが、こうした生死をさまようと不思議な力が与えられ、見えないものが感じられたり、物事を見通す力が備わったりすることもあるのです。


次回の第14話は、「重症病棟で聞いた臨死体験と三途の川、自分は生かされていると言う感覚が人生を変えた!」をお送りします。

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