墨田区議会最終日!言論を制限し倫理を歪める政治倫理条例に反対討論を行いました! [墨田オンブズマン大瀬康介の行動力]
30日、会期が53日間の2月議会が最終日を迎え、民主主義の根幹を捻じ曲げ言論を制限し倫理を歪める、自民公明で意図的に恣意的に適用される恐れのある政治倫理条例とは名ばかりの、議員提出議案第1号 墨田区議会議員の政治倫理に関する条例に反対討論を行いました。
反対討論の原稿を掲載いたします。
墨田オンブズマン 大瀬康介でございます。
これより議員提出議案第1号 墨田区議会議員の政治倫理に関する条例に対し、反対の立場から討論を行います。
議員提出議案第1号 墨田区議会議員の政治倫理に関する条例について、当該議案は公職選挙法に基づき選挙で、区民の付託を受けた議員という大前提が欠如しています。
この条例は民主主義の大前提である選挙で区民の付託を無視した条例であると考えます。
更に、憲法で保障された表現の自由、政治活動の自由を侵し兼ねない条文であり、部分社会の法理の濫用である事を指摘致します。
また、兼業の部分では、内縁関係にあるものも含むとあり、どの様に内縁関係を客観的に立証することが出来るのか、首をひねらざる得ません。
そもそもこの様に内容が吟味されず不備な状態で議決する事は、適切とは思えませんので当該議案には反対致します。
以上、ご清聴ありがとうございました。
この条例は、墨田オンブズマンのブログ、オンブズマン新聞、区政報告会を狙い撃ちにした条例である事は、全議員の中で議会報告会を行っているのは私ぐらいしかいませんから、いうまでもありません。
議員倫理条例の該当部分は以下です。
(5)政治活動における虚偽の事実の摘示、誹膀中傷の発言若しくは議会報告会、チラシ、ウェブサイト等を利用した情報発信により、他人の名誉を毀損し、若しくは人格を損なう一切の行為をしないことい又は第三者をして同様の行為をさせないこと。
この条文の危険性は、「政治活動における虚偽の事実の摘示」の部分で虚偽では無く事実であっても、当該条例では議員定数の8分の1以上、つまり墨田区議会の定数は32名ですから8分の1以上と言うと4人以上で調査請求出来てしまう為に濫用されれば言論統制が出来てしまいます。
この問題は他にもありますので、今後ご指摘したいと思います。