SSブログ

決算特別委員会報告!すみだ北斎美術館の経営が絶望的!廃止しないと財政に重荷! [墨田区議会]

17Mar2022-1.jpg御覧のグラフはすみだ北斎美術館の開館時点から月別の来館者数及び入館料収入額の推移をグラフにたてもので、これは私が予算特別委員会で資料要求して作らせたものです。


すみだ北斎美術館について、私が計画段階に試算した結果、毎年5億円の赤字になる事が分かり、私のオンブズマン新聞で指摘致しました。


これについて自民党の自民党の古株議員から、各派代表者会で「何を根拠に5億円の赤字なのだ」と言われ、「正確に必要な経費を割り出して積み上げた結果5億円の赤字」となる事を説明しました。


そこで、逆に「何を根拠にオンブズマン新聞の記事が誤りだと言われるのかその根拠を示す様に」と問うと全く答えられず結果的に、行政の役人に試算させる事になりました。


17Mar2022-3.jpgその結果出て来たものが御覧のもので、今から10年前の私が1年生議員の時の2013年2月8日に出て来た「すみだ北斎美術館の管理運営費の試算例」とされるグラフです。


損益分岐点が4億1,193万円で来場者が36万3,194人居ないと赤字なる事が分かりますが、令和3年度の直近1年間入館者数は、60,673人で損益分岐点から現時点で約30万人不足しています。


上のグラフの区負担額の部分の一番左下の観覧者数は10万人で切れていますから枠をはみ出して区の負担が増えている事を示しています。


更に、右側の損益の目盛りを見ますと約2億5千万円の赤字でこれに損益分岐点の4億1,193万円を足しますと約6億6千万円の赤字である事が分かります。


このまま赤字を垂れ流しますと、約10年で推定70億円の赤字が積み上がりますので、区財政への負担となる事は避けれません。


私も企業の経営者ですから経営者目線で判断すれば、赤字が拡大しない内に事業自体を解体すべきだと判断致します。


私がすみだ北斎美術館の最大の問題と感じているのは、この美術館に本物の専門家がおらず、贋作を見られるものが公然と展示されたり、経営的にも採算についても、専門的コンピタンス(competence能力・力量)が無い者がやっても無理だと思われます。


経営力の無い役人がビジネスを行うと、税金を使う事しか知らず、稼ぎだす能力などのコンピタンスがありませんから美術館の経営などそもそも無理ですから早期に撤退すべきです。

nice!(14) 
共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。