SSブログ

令和2年年明けから世界的な株価の崩落が始まった!イラン司令官殺害で戦争勃発か? [世界経済と日本]

06Jan2020-1.jpg6日国際金融市場が年明けでオープンする激しい株価の崩落からスタートしました。


ご覧のチャートはS&P500Index(SPX500/USD)を1分足で描いたものですが、たった1分で500ドル近く下落-494.8(-2.09%)下落しています。



これは3日にアメリカ軍がイランを突然爆撃し、その理由はイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害でした。


ソレイマニ司令官は中東での諜報工作活動の手案の鋭さは、アメリカが最も警戒する人物で、これまで何度も殺害計画がありましたが、その影響力から中々手を出せませんでした。


それをトランプ大統領は成功させた事でアメリカとイランの関係悪化は戦争に発展する恐れがあり、戦争になりますと原油価格の値上がりとこれに伴う資源価格全体が上がりますので、今後景気の悪化要因と見る必要があります。


これ以外にも、アメリカの製造業の景況観が悪化しており、今年は株価など下落する気配が感じられます。


06Jan2020-4.jpgこのチャートはニューヨーク市場でのDOW JONES INDUSTRIAL AVERAGE INDEX(ダウ工業株30種平均)株価の値動きが如何に高速で変化したかを分かり易くする為に1分足で描いたものです。


少なくともダウ工業株30種平均株価指数は、市場参加者の薄い12月30日の引け際に買い上げられ、年明けの2日と3日にかけて買上げられましたが、ソレイマニ司令官の殺害が報じらると僅か2分で374ドル下落した事が分かります。


相場の恐ろしは正にこれで、新年で皆が浮かれている時にこうして仕掛けられるものです。


つまり、新年の株価上昇気分のブル(強気)市場が一瞬にしてベアー(弱気)市場に変わった瞬間です。


06Jan2020-3.jpgこれが6日の東京市場での日経平均株価指数(NKKEI225)の値動きの速さを知っていただく為に1分足で描いたものですが、売り一色で値が付かないまま始まり、売り買い交錯の中下落500円近く下落しています。


06Jan2020-2.jpgこれは金1オンス当たりのドルベースでの金価格の推移ですが、6日の東京市場がオープンすると金が大幅に買われた事が分かります。


この時点で金が買われる事は、アメリカとイランとの戦争の懸念から株式から実物資産の金が買われている事を意味しています。


06Jan2020-5.jpgご覧のチャートはUSドルと日本円の為替相場の推移ですが、4日に急激に円が買われその後戻すものの6日に再び大きく円が買われましたがその後急速に戻しています。


この動きから直近では日経平均株価は、円高に向かえば上昇し円安に向かえば更に下落すると思われます。


何れにしても原油価格が上昇しますと企業業績に影響が出ますので株価下落要因になります。


06Jan2020-6.jpgWTI(West Texas Intermediate)原油価格の推移を1分足で描きましたが、一時的に値上がりしましたが、その後冷静さを取り戻す様にじわじわ値を下げています。


こうした動きを総合的に判断しますと、アメリカの投機筋が年初の値上がりを演出しようとしましたが、イランの将軍殺害を機に別の投機筋が空売りを仕掛けられ反対に下落したものと思われます。


日経平均株価は、高値圏で乱高下していますので今後下落する可能性が高く、IR疑惑で東京地検特捜部が衆院議員らを事情聴取していたことが判明しました。


前防衛相の岩屋毅氏(自民、大分3区)、中村裕之氏(自民、北海道4区)、船橋利実氏(自民、比例北海道)、宮崎政久氏(自民、比例九州)の4人と元郵政担当相の下地幹郎氏(日本維新の会、比例九州)はそれぞれ100万円の提供を受けたと指摘されています。


こうした事も市場のマイナス要因ですから日本の株は政治がこれでは信用出来ませんから売られて当然ではないでしょうか。


アメリカの株価も波乱含みの展開となりそうですが、アメリカの大統領選挙が3月3日スーパーチュースデー、11月3日大統領選挙がありますので株価を下落させられる状況に無い事は言うまでもありません。

nice!(20) 
共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。