言問小学校の校舎と講堂が国の登録文化財に指定されました!今回は講堂について! [日本文化]
言問小学校の校舎と講堂は今から85年前に建設され、大東亜戦争当時の東京大空襲でもこの付近は焼失を免れ、当時の小学校の姿を現在に伝える貴重な文化財ですが、令和4年11月18日に国の登録文化財に指定されました。
本日は、先ず講堂の方からご案内いたします。
講堂の特徴は2階部分の横に広い窓で、この部分は私の私見ですが、当時の航空機の格納庫の構造をそのまま講堂に応用させた為では無いかと思います。
天井の部分のスラブを支える鉄骨の組み方三角に組み合わされた鉄骨が圧縮、引っ張りと言う力のバランスを取る事で、スラブをささえるワーレントラス構造である事が分かります。
骨材の接合には、昭和初期に見られた真っ赤に熱しがリベット接合部の穴に差し込みリベットハンマーで叩いて接合させたリベットが見えます。
またスラブを支える柱も強度を上げる為にがっしりとした柱で支えています。
校舎と講堂が並んでいますが、双方の階高が大きく違いのは、やはり航空機の格納庫を転用して作られた可能性を感じるのは私だけでしょうか。
昭和時代の小学校と言えば必ずあった記憶がありますが、ここにはちゃんと二宮金次郎像がございました。
いつまでも大切していただきと願います。