世界的株価下落スパイラルが始まる!アメリカ消費者物価指数4.2%が示すものは? [新世界秩序が分かると世界が見える]
ご覧のチャートは5月12日のアメリカの代表的な株価指数であるS&P 500(Standard & Poor's 500 Stock Index)の値動きを1分足で描いたものです。
日本時間の21時30分にアメリカの消費者物価指数 (前年比)CPIの発表があり、その瞬間にご覧のチャートの中央部で大きく値動きがあった事がわかります。
この動きは昨日の東京市場やロンドン市場での下落と関係しており、世界中が注目していたはずです。
前回の4月13日の公表では、2.6%でした。
今回は、5月12日の公表値に対して、エコノミスト予想値は3.6%でしたが、その結果は4.2%と予想を超える消費者物価指数であった為に、1分と言う短時間でプログラム売りと見られる大量の売りが出された事が分かります。
消費者物価指数CPIの発表を受けて2年物以上の米国債を中心に買われ、利回りを示すYIELDが上昇している事が分かります。
この事は、投資家の心理がアメリカの物価が上昇する可能性が高いと感じている事を示唆していると見られます。
市況では、昨日の下落は半導体関連が下げ幅が多かった事から半導体関連が原因と報じていますが、これは中共ウイルス感染拡大で半導体が供給不足になり過大評価され、半導体バブルが起きていたに過ぎないと思います。
実体はもっと深刻で、これが発端で株価バブルが崩壊する可能性があり、明日の東京市場は1000円を超える下落が起きても不思議ではない微妙な状態に入って来た感が否めません。
その理由は、アメリカのFRBが利上げをする可能性が高く、これまでの株高が終わる可能性を予感させるからです。
買いを煽る様な、証券会社のポジショントークにはご注意下さい。
暫くは、荒い動きになりそうですので、相場は自己責任でお楽しみ下さい。