SSブログ
墨田区の産業経済動向 ブログトップ
前の10件 | 次の10件

東武鉄道隅田川橋梁に歩道橋の建設が始まりました!区役所から浅草駅まで3~4分 [墨田区の産業経済動向]

12Jun2019-1.jpg東武鉄道隅田川橋梁に歩道橋の建設工事が着工され作業用の足場がご覧の通り組立られています。


24May2019-2.jpg完成後のイメージはご覧の様になり、東武浅草駅から墨田区役所まで3分~4分程度で歩いて行ける様になります。


浅草の年間観光客約3,000万人と東京スカイツリータウン年間観光客数約3,000万人を結ぶ新たな東西軸としてこの歩道橋を整備し、東京スカイツリータウンへ浅草の観光客を誘導する目的があると思われます。


更に、北十間川の護岸工事後遊歩道が出来ますのでこれと繋がりますと本格的な浅草と東京スカイツリータウンを結ぶ新ルートとして多くの方が利用される事が予想されます。


便利になる反面地元住民に対する説明会などが行われず実施される事に地元では治安の悪化や食べ歩きで捨てられるゴミ、騒音、落書き、スケボーやホームレスが住み付いてしまうなどの心配が寄せられています。


その最大の原因は、この影響を受ける近隣住民に対する説明会が行われず一方的に進められ、我田引水で進める東武鉄道に対する不信感があり今後住民との対立が起こりそうです。


一見便利に見えますが、東武鉄道は4万6千平方メートルの巨大な大規模商業施設東京スカイツリータウンが作られ、そこから人が出て来ない為に周辺の商店街はその打撃を受けてしまいました。


そこへ直結させるルートだけに今後の影響を慎重に調査する必要がありそうです。

nice!(7) 
共通テーマ:ニュース

東武鉄道隅田川橋梁に歩道橋の建設が計画されています! [墨田区の産業経済動向]

24May2019-1.jpg5月17日付けで都市整備部長名で公表された文書から東武伊勢崎線の東武鉄道隅田川橋梁に歩道橋が建設される計画がある事がわかりました。


公表された事業の目的次の通りです。


「北十間川・隅田公園観光回遊路整備にあわせ、東武鉄道隅田川橋梁に歩道橋を設置し、浅草(年間観光客約3,000万人)と東京スカイツリータウン(年間観光客数約3,000万人)を結ぶ新たな東西軸を整備する。」としています。

24May2019-2.jpgそのイメージ図はご覧のもので、台東区の花川戸と墨田区の吾妻橋を直接繋ぐ歩道橋になる事が分かります。


実は私の所から浅草へ行くには大変便利になり、徒歩4分程度で浅草駅に行ける事になりますが、大勢の観光客流れが変わり近隣の商店街などが影響を受ける恐れがあります。


この計画の本当の意図は、浅草の年間観光客約3,000万人と東京スカイツリータウン年間観光客数約3,000万人を結ぶ新たな東西軸を整備としていますが、東京スカイツリータウンへ浅草の観光客を誘導する目的がありそうです。


また、長距離の歩道橋になりますので夜間は人目届き難い事から橋桁などに大量の落書きがされてたり、治安の悪化が予想されるのではないでしょうか。


5月22日第6回水辺協議会が開催されたそうですが、これにはこの影響を受ける住民には知らされていませんでした。


この水辺協議会には近隣の町会長などが呼ばれている様ですが、町会長からの情報提供は無く極秘裏に進められている可能性がございます。


地域住民の民意が反映されなこうした東武だけが利益を吸い取る構造が進められいるのではないでしょうか。


今後の推移が分かり次第当ブログお知らせ致します。

nice!(16) 
共通テーマ:ニュース

ひがしんの創業塾!事業を起こせる人材が最も必要になるグローバル社会! [墨田区の産業経済動向]

27Oct2018-1.jpg27日私は過去に会社を立上げましたが現在3社目で初の株式会社を立ち上げたので初心に帰ろうとひがしん(東京東信用金庫)主催の創業塾に行ってきました。


既に創業している私は対象にはなりませんが、この創業塾の6回のカリキュラム全てを受講すると申請すれば墨田区から、創業時に創業関連保証の限度額の拡充等の特例が受けられるそうです。


先ず会場に行ってみて驚いたのは女性が非常に多く、創業は女性が支えるのではないかと感じる程女性の挑戦者が多い事が分かりました。


私は、20代で創業を経験しましたが、その時は私をスカウトして下さった会社の社長が様々なノウハウを伝授して下さいましたが、この創業塾は体系化されマニュアル化されている事に驚きました。


池田史子中小企業診断士がこの様なシステム化された様ですが、これは最も効率的に小規模起業が可能なカリキュラムだと思います。


このカリキュラムの最初の段階である程度起業が成功させる事が出来る人とそうでない人が分かってしまいますし、その結果から起業に何が欠けているのかも具体的に見えて来ます。


また、銀行から資金を借りる際の事業計画書に記載すぺきポイントが直ぐに分かりました。


資本主義経済の今では、上手に資金を調達し投資して行く必要があり、無借金経営を自慢する社長は逆に資本主義の仕組みを理解していませんから逆に衰退すると見た方が良いかも知れません。


但し、将来利益を得る為の投資の為の借金は効果的ですが、例えば借金をして遊びの為の車を買う事は消費に過ぎず利益を生みませんから、この様な消費の為の借金は厳禁です。


私位の年齢になると学友のどんな方が成功しどんな方が没落して行ったかが分かりますので、若い人で有望な方は何となく見て分かります。


本当に有望な方は、大学を卒業して大企業に入る事だけを目標にしておらず、優秀な方ほど起業するものでそれは20代頃でほぼ運命が分かれてしまうと思います。


職場でやはり優秀な人材は3年目位から稼げる様になり会社や取引先から一目置かれる様になり、スカウトされたり支援者が現れて独立起業する方を見てきました。


いわゆる大手企業では優秀な人材程独立し起業してそれなりの成功している方が多い反面リストラされた方の殆どは起業など出来ていません。


特にグローバル企業では結果、つまり利益を出せない者は直ぐに追い出されしまいますが、逆に利益を出せる者は収入が上がり大切にされますが、結果的にそこで得た資金とノウハウを元手に起業しそれなりの成功を収めています。


その反対に失敗する者の多くのは、経営者になってもサラリーマン根性が抜けずプライドだけが高いとか、大企業の看板で稼げても、自分の力と信用で稼く事の厳しさを知らない事が多い様に感じます。


更に重要なのが会社にいる時は同僚等の仲間がいますが、起業しますとたったひとりの孤独と不安に耐えなければなりませんし、何時でも相談できる優秀な人材を確保しておく必要があります。


話は起業塾に戻りますが、こうした中にはそれなりに優れた人材が来ていますのでそうした人材を集めてしまう意味でも大変良い事だと思いますし、人と人の出会いが新たなビジネスに結び付くのではないでしょうか。

nice!(10) 
共通テーマ:ニュース

北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業に係る水辺活用及び高架下計画の進捗状況! [墨田区の産業経済動向]

03Oct2018-1.jpg昨日に引続き産業都市委員会で報告された「北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業に係る水辺活用及び高架下計画の進捗状況」についてお知らせ致します。


2 北十間川周辺エリアの考え方(回遊イメージ)


(1)基本コンセプト:伝統と先進が出会う 水辺と街の賑わい交流軸の剔出


(2)整 備 方 針:①スカイツリーと浅草を連携・回遊する歩行者ネットワークの創出


          ②水辺とまちが一体となった賑わい空間の形成


          ③歴史と伝統を活かした観光コンテンツの展開


          ④観光舟運と賑わい施設との連携


          ⑤コンセプトを具現化する川並み・まち並みの形成


3 北十間川水辺活用協議会(平成30年3月17日設立)


(1)目的


   北十間川(枕橋から東武橋まで)の水辺の良好な環境の保全と、恒常的な賑わいの剔出により、水辺と周辺地域の活性化を図ること。


(2)協議会委員


   吾妻橋-・二・三丁目、向島一丁目及び小梅一丁目の各町会、本所吾妻橋商店会、言問橋商店会、リバーピア吾妻橋飲食店会、吾妻橋パトリア会、芝浦工業大学、墨田区観光協会、東武鉄道、東京都、墨田区


(3)協議事項


  ア 北十間川の水辺の良好な環境づくりに関すること。


  イ 北十間川の水辺の恒常的な賑わい剔出に関すること。


  ウ 上記ア及びイによる水辺とその周辺地域の活性化に関すること。


(4)平成30年度の活動


   協議事項をより具体的に検討できるように、テーマごとに2つの部会(管理運営部会及び賑わい創出部会)を設置し、それぞれ検討を行う。


(5)都市・地域再生等利用区域の指定等


   水辺の賑わい剔出に向【すて、河川敷地占用許可準則による都市・地域再生等利用区域の指定並びに占用方針及び占用主体の決定を行う。区域の指定等に当たっては、あらかじめ、協議会の合意を得る。


この北十間川水辺活用協議会(平成30年3月17日設立)については北十間川隣接する住民である私を含めて隣接する住民の皆様が蚊帳の外に置かれており、一番影響を受ける住民の声が反映されない恐れがあります。


行政側や最大のメリットを享受する東武鉄道株式会社の利権の構造も感じられ意図的に北十間川に隣接する住民の意向が無視される危険性がございます。


それは協議会委員には、吾妻橋-・二・三丁目、向島一丁目及び小梅一丁目の各町会、本所吾妻橋商店会、言問橋商店会、リバーピア吾妻橋飲食店会、吾妻橋パトリア会、芝浦工業大学、墨田区観光協会、東武鉄道、東京都、墨田区がなっており北十間川に隣接する住民は除外されています。


これは利権行政を行う側にとって北十間川に隣接する住民の声を聴いていたのでは計画通りに進まない為に意図的に外し、余り影響の受けない近隣町会役員を巻き込みシャンシャンと決めたい意向が読取れます。


事業者側も近隣住民のコンセンサスを得られなければこの事業も住宅が隣接する住民感情が微妙な場所である事を考慮する必要がございます。


しかし、住民の意向に耳を傾けず一方的に行ってしまいますと、住民の協力や理解が得られませんと苦情が多発して警察等への通報が多発しますと事業が失敗する恐れもあります。


この計画には、三目通りの横断の方法が解決しておらず、夜間における親水テラスの管理など交通事故や犯罪の多発や親水テラスにホームレスが住み着く可能性も高い割に管理の徹底については除外される可能性があります。


特に夜間はひと目が届き難く、外国人が多くなりますので、落書きがされたり、近隣の建物に不審者が入り込むなど治安の悪化や犯罪が増える恐れが危惧されます。


これに対して近隣の住民は無防備のままで、誰でも敷地内に入り込む事が出来てしまう建物が殆どです。


防犯には、欧米の観光都市の様に住民以外が入り込めない建物の構造にする必要があり、これには補助金を出して防犯対策をすべきです。


28Jun2018-2.jpg写真は吾妻橋二丁目で起きた自販機荒らしの現場ですが、ひと目の少なくなった夕方の午後4時頃に犯行が行われ様です。


人通りが多くなりますと当然こうした犯罪が多発しますので、これまでと違った防犯意識が必要になります。


私のマンションでも空き巣や侵入盗など犯罪が確認されております。


北十間川に隣接する住民の意向が無視されない為には、皆様の声が必要ですのでお声をお寄せ下さい。

nice!(11) 
共通テーマ:ニュース

産業都市委員会報告!浅草・とうきょうスカイツリー駅間高架下開発計画について! [墨田区の産業経済動向]

02Oct2018-1.jpg9月2日に開会された産業都市委員会で北十間川の浅草・とうきょうスカイツリー駅間高架下開発計画についての計画概要が公表されましたのでお知らせ致します。


当該資料には「上記の計画内容は現時点の想定であり、今後の検討により変更となる場合があります」と書かれています通り、近隣住民のコンセンサスが得られたものではありませんし、近隣の住民に対しても具体的な説明はされていません。


特に南側の通路については設置の効果や管理治安上の問題から一部では反対の声が出ています。


02Oct2018-2.jpgこれが高架下の土地を所有する東武鉄道株式会社による店舗(物販・飲食・サービス)、ホテル他の配置計画図で平屋建て、一部2階建ての店舗が入る予定で平成32年(2020)舂には一部、開業の予定ですから今後テナントの募集が行われる様です。


所在地は東京都墨田区向島一丁目南側の高架下で東武スカイツリーラインとうきょうスカイツリー駅徒歩1分、浅草駅徒歩5分都営浅草線本所吾妻橋駅徒歩3分と言う駅近の好立地です。


施設計画は次の通りです。


(1)ビジョンとコンセプト


  ①開発ビジョン


  「新しい下町カルチャーのある街」~下町の路地環境とコミュニティを活かした街づくり~


  ②MDコンセプト


  「Live t o Trip」


      人・地域・文化が行き交い、旅する(非日常)ように過ごし、暮らす(日常)ように旅する。


(2)顧客ターゲット


   観光、ショッピングから日常使いのお買い物まで、幅広い顧客ターゲット(外国人観光客、地域住民・就業者、日本人アーバンツーリズム客)


(3)施設ゾーニング


   上記図


3 事業スケジュール


  ~平成31年(2019) 1月各種協議、申請手続き


  平成31年(2019)   2月着工


  平成32年(2020)   春竣工、開業(一部)

nice!(13) 
共通テーマ:ニュース

墨田区の女性の就業状況と雇用形態!全国・東京都平均よりも正規雇用が多い! [墨田区の産業経済動向]

24May2018-1.jpgご覧のグラフは「墨田区男女共同参画プラン(第4次)」が平成30年度に期間満了になるため、新プラン(平成31年度~平成35年度)策定の資料から見つけました墨田区の女性の就業状況と全国、東京都平均との比較が示されたグラフです。


これを見ても一目瞭然ですが墨田区は殆ど全ての年齢に渡り女性の就業率が高く自立した女性が多く、裏を返しますと働く女性が住みやすい区である事を示しています。


24May2018-2.jpg上のグラフは男女の正規雇用と非正規雇用の割合を示したグラフですが、墨田区の女性の正規雇用の割合は54.1%と全国平均45.5%、東京都平均49.3%を大幅に上回っている事が分かります。


また、男性の正規雇用の割合も墨田区は82.2%と高く、全国平均は81.8%、東京都80.6%ですから比較的安定した雇用環境で働いている方が多い事が分かります。


つまり男女とも正規雇用の割合が多く生活が安定している方が多く、都心部の中心部ですから雇用環境が良く働く世代が住みやすい事を示しています。

nice!(11) 
共通テーマ:ニュース

景況れぽうとから読み取る墨田区の産業別景気動向!苦境感漂うサービス業 後編 [墨田区の産業経済動向]

13Apr2018-1.jpg墨田区のサービス業の業況は昨年7月~9月期に水面下を一瞬抜けたもののその後急降下している事がわかります。


サービス業と言ってもかなり広い分野にわたるのでその原因はこの資料だけでは分かり難いのですが、区内では特に飲食店の状況がかなり厳しい事が推定されます。


最大の要因は輸送費の値上がりや材料価格の高騰、アルバイトを募集しても人が集まらない為に営業時間を短縮する動きもある様です。


サービス業を利用される勤労者世帯の可処分所得が減っている事が最大の要因で、給料の上昇が微々たるものなのに社会保険料の増大などで生活が苦しい為に外食などを押さえざるを得ない事が挙げられます。


13Apr2018-2.jpgこれは建設業の業況ですがかなり活況で、区内産業で唯一水面よりも上で業況を維持している業界です。


建設業が好況なのはやはり建替需要の増大で、都心のビジネス街ではまだまだ使えそうな立派なビルでも取り壊され新しいビルに建て替えられる背景には、一流企業が儲かっており業容の拡大等で新しいビルの需要多い事を感じさせます。


分かり易く言いますと投資に見合う収益が出ている為に建替需要がある事を伺わせます。


13Apr2018-3.jpgこれは区内の不動産業の業況ですが、東京都全体と比べますと墨田区は相変わらず水面下状態で厳しい状況が伺われます。


この責任は墨田区の行政が活性化策をしていない点や、大学誘致よりもあれだけ広大な土地が出たのですから私はジャイアンツ球場を誘致すれば東京スカイツリーと両輪になり活性化しますし魅力的な地域になる事を提案しました。


しかしながら、結果的に大学誘致が進められ千葉大は600名程度、アイ専門教育大学は800名程度でこの程度の学生を集めても経済効果は殆ど期待できません。


こうした感覚ですから地域の魅力が引出せませんし、不動産需要が増えないのは住みたくなる魅力がまだまだ乏しい事を感じさせます。


やはりスケールの大きな計画が必要ではないでしょうか。

nice!(7) 
共通テーマ:ニュース

景況れぽうとから読み取る墨田区の産業別景気動向!機械製造業回帰の動き!前編 [墨田区の産業経済動向]

12Apr2018-2.jpgご覧のグラフは墨田区の企画経営室が四半期毎に発行する「景況れぽうと すみだ119」に掲載されたもので、ここから読み取れる状況を解説したいと思います。


「平成29年10月~12月期の区内中小企業の業況は、建設業はやや良好感が強まった」と解説していますが、現実にはかなり好調で東京オリンピック特需よりも、相続税対策や建替え需要が好調だったと思われます。


しかし、今後の動向として金融機関のサブリースに対する融資の規制がかかり始めており、土地活用としての建て替えが減少する事が予想されます。


金融機関のサブリースに対する融資の規制の背景には、地方や郊外の都市では供給が過剰になりサブリース業者が倒産したり建物のオーナーが契約更新毎に賃料が値下がり自己破産が増えている事が理由として挙げられています。


区内産業は建設業以外は水面下で相変わらず厳しい状況ですが、製造業及び卸売業はやや悪化幅が縮小しており、この背景には円安傾向や製造の国内回帰が見られます。


不動産業は大きく改善傾向に向かっており、この背景にはバブル期に建てられてビルが売却されたり建直しやリニューアル工事で新たない需要が生み出される傾向にあります。


その一方で小売業は大幅に業況感が落込んでおり、消費者がものを買わない傾向がありそれは勤労者層の可処分所得が伸びて居ない事にその原因がありあそうです。


サービス業は前期においてプラスでしたが、今期は再び悪化に転じその落ち込みは厳しくなる事が予想されます。

その最大の要因は勤労者層の可処分所得が伸びていない処か、賃金の伸び幅を上回る公的負担の増大で家計が苦しく、サービス業に対する支出が抑えられてしまう傾向があるからだと思われます。


12Apr2018-3.jpg業種別では製造業は復活の兆しを見せており、全体的に水面下ですが、機械関連の製造業が水面下から抜け出し始めました。


この背景には、人材不足の影響で社員集まらない業界を中心に省力化によるコスト削減や自動化で設備投資が増え始めている事が挙げられます。


最近のスーパー等ではレジの簡素化が進み、レジではバーコードを通すだけにな支払いは支払機で行う様に変わって来ています。


こうした設備投資が日本経済を拡大させる要因ですが、経営者の中には人件費が安く使える外国人を入れる事を求める方もいらっしゃいますが、これでは勤労者の所得が増えませんから長い目で見れば消費が冷え込んでしまいます。


個人消費を拡大させるには、人件費を抑えるのではなく省力化の投資を行い働く人の手間を省きその分付加価値の高い仕事をしていただいて付加価値が向上した分給与を増やし可処分所得を増大出来れば景気は更に良くなります。


注目すべき点は、都内製造業に比ぺ依然としてやや低い水準にあ事でこれは小規模事業者が多い事を示す結果と思われます。


製造業全体では、今期の売上額はわずかに改善したものの収益は前期並の減少が続く背景には、原材料価格の世界的な高騰が要因ですがそれを販売価格に反映できない現実がある事が読取れます。

12Apr2018-4.jpg小売業は相変わらず大変厳しい状況が続いており、経営者の努力では改善出来ない国や地方の政策による影響が強いと見られます。


先に述べた通り、勤労者層の可処分所得が伸びて居ない上に、国民健康保険料や国民年金保険料の負担が所得の伸び以上に大きく、家計が火の車状態ですから消費が抑えられてしまう事がその要因と思われます。


小売業の場合は物流コストの増大に伴う仕入れ価格の増大と消費の落ち込みの板挟み状態で収益は減り続けており、政府による支援が必要な状況ではないでしょうか。


墨田区も地域振興や商店街振興策として地域振興商品券の発行などの対策が必要と思われますので、区議会でもこの問題を挙げて参ります。


nice!(12) 
共通テーマ:ニュース

商工会議所墨田支部の新年会から分かる墨田区の産業経済動向! [墨田区の産業経済動向]

20180120-1.jpg18日東武ホテルレパント東京に於いて商工会議所墨田支部の新年賀詞交換会があり約400名程の会員の皆様が集合致しました。


この日のある意味でテーマになったのが事業継承で、これを早い段階で考えて居ないと社長の突然の死が廃業に繋がってしまい産業全体が衰退してしまうからです。


20180120-2.jpg商工会議所墨田支部ではご覧の冊子を作り漫画で社長が突然倒れ意識が戻らないケースを紹介し、そうなる前に商工会議所に相談される事を進めています。


私も区内の会社の社長さんと交流があり、時々事業の継承についてお話をする機会がありますが、面白いもので儲かっている会社はきちんと事業継承を考えて息子さん修業させている事が多い様に感じます。


その一方で余り儲かって居ない会社の社長さんは、事業継承事態を考えて居ないか、息子さん達が継ぎたいなら継いで欲しい程度にしか考えて居ない事が多い様に感じます。


今は昔と違い、起業をするのも大変ですし、先代の事業を継承する事も業種によっては非常に大変です。


その理由は経済の寡占化が進み、儲かっている業界に他の業種から進出して来ますので、安定して仕事が確保出来ない時代になっています。


昔は、大手企業の下請けとして仕事をしていれば何とかなりましたが、大手企業がグローバル化して海外進出に伴い生産拠点を海外に移されしまって安定した仕事が無くなるケースがあります。


また、取引先の企業がM&A(merger and acquisition)、つまり企業の合併や買収で実質的に経営が変わってしまい下請けが整理されてしまい仕事を失うケースもあります。


更に、中堅企業では取引先が寡占化して市場規模が大きくなると、それに伴い下請け企業の生産規模を拡大出来ないと取引して貰えなくなる事があり、工場の新設等莫大な設備投資が必要ですからそれに耐えられる企業でなければ無理です。


区内の小規模企業の場合は寡占化の影響が大きく、これは少しづつ企業体力を削りますので、政治的政策的な規制が必要だと思います。


その他に、私の経験では大手の取引が無くなってしまった原因に、取引先の企業がM&Aで買収された事による事業の変化で担当部署自体が消滅して入り込む余地が無くなってしまった経験があります。


現実問題として事業を継承する事は大変で、製造業の場合は先ず営業力、次に信頼となり、信頼を得るには仕事を任せられるだけの達成力、技術力が問われます。


卸小売業では、排他的に商品を供給できる意匠のある製品の確保、売れ筋商品の確保の為には魅力的な製品を作る製造業の人達や職人さんとの信頼関係が何よりも重要です。


しかしながら、これだけ物が溢れる時代で、店頭よりもネットで買い物が出来てしまう時代に利益を出し続ける事は至難の業としか言い様がありません。


その為には、他の商品と競合させない為に商品や店舗のブランドイメージを高めその信頼に答えられる商品や販売体制を構築する必要があります。


こうなると、事業継承は早い段階から若い世代に継承した方が、消費者の感覚に近くなる可能性がありますので事業継承を急ぐべきではないでしょうか。


事業継承で一番大切な事は、社長が倒れてしまうと、金融機関から新たな借り入れが出来ない、取引先と新たな契約が出来ないなど、企業の血液とも言えるお金の流れが止まってしまう事です。


後継者の育成が出来て居ないと従業員や下請けの職人さん達が、社長の急死で路頭に迷わせてしまいます。


現実の問題として国に税金を納めているのは小規模企業ですから政府も安易なグローバルを止め、国内産業の保護に全力を挙げる必要があります。


特にアメリカから大圧に弱いのは、憲法で自国の防衛すら出来ない状態でアメリカの軍事的傘の中に居る限り外圧に屈して自国の産業や消費者が犠牲にされているのです。


実は、過去の戦後史分析しますと自民党が日本の産業や経済を弱体化させていますし、最悪過ぎた民主党政権時代は日本は崩壊する危険があった事を忘れてはなりません。


nice!(9) 
共通テーマ:ニュース

墨田区の区内産業の業況動向を知ろう!製造業は今! [墨田区の産業経済動向]

20171016-2.jpg昨日に引続き墨田区の区内産業の業況動向を分析してみましょう。


ご覧のグラフは◇の太い線が墨田区の製造業の業況を示すグラフで、■で示された細い線が東京都の製造業の平均業況をグラフにしたものです。


東京都の平均が右肩上がりなのに対して墨田区は乱高下しています。


この背景には、墨田区の産業施策が無策に等しく上昇傾向にあったものが下落した背景には中小企業センターを廃止した事が影響している可能性が高いのです。


墨田区の産業施策の問題は幹部職員が製造業についての知識や経験が無く更に経済状況に対する知識が無い為に、机上の空論に過ぎない意味の無い施策ばかりです。


更に問題なのは、墨田区の産業施策に対する予算は削られる一方で墨田区は北斎美術館を建設する為にこうした予算を削り天下りの為のハコものに予算を回してしまうからです。


20171016-3.jpgこれは墨田区内の製造業の◇の太線売上額、■の線は収益、▲の破線は販売額、×の実線は原材料価格の推移を示すグラフです。


これを見ますと原材料価格の価格は比較的安定しているのに、収益は下がり続けており働けど働けども製造業人々の生活が楽にならない処か苦しくなる一方です。


こうした場合は政策的な判断が必要で区内産業保護の為の施策が必要と考えられます。


墨田区の官僚はこうした問題には関心が無く天下り先を利する施策を進めた者が出世する状況で、これは区長がしっかりしていないと改善出来ませんが、山本区長は取巻きのお役人に担がれているだけの操り人形に過ぎません。


こうした背景には、山本区長の経歴が示す通り実際の産業界でお金を稼いだ経験が無く、産業や経済についての知識や経験が無い、企業等で部下を使った経験が無く幹部職員を指導したりリーダーシップが取れない背景があります。


20171016-4.jpgこれは区内製造業者の業態別の業況を示すグラフです。


製造業全体では比較的安定して上昇傾向にありますが、繊維産業など景気動向や流行に左右され易い業界と関わる分野では変動が激しい事が分かります。


最も必要なのは全体として横ばい状態でこれを上向きにして行く為の経済政策が必要で、最も大切なのが国の経済政策ではないでしょうか。

nice!(6) 
共通テーマ:ニュース
前の10件 | 次の10件 墨田区の産業経済動向 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。