墨田区の区内産業の業況動向を知ろう! [墨田区の産業経済動向]
墨田区の飲食店は大変苦しいのが実情!錦糸町の客引きが無くならない悪循環! [墨田区の産業経済動向]
統計資料から分かる区内中小企業の現況!卸・小売業の動向は大変厳しい! [墨田区の産業経済動向]
これは卸売業の東京都と墨田区の業況を比較したグラフですが、墨田区は都内平均比べ低い水準にありその落ち込みが激しい事が分かります。
その原因は何かをさぐる為に次のグラフをご覧ください。
墨田区の卸売業の深刻さは売上額の激減に伴い収益も悪化しており減収減益の大変厳しい状況がうかがわれます。
何が原因かを推測したい所ですがデーターが少なすぎて読み切れませんが、東京都平均に対して墨田区平均値は低いのは区内全体の平均所得が他区と比べて低い事が影響しているものと思われます。
これは小売業の厳しい実態を表すグラフで仕入れ価格は変わらないのですが、売上額の減少に伴う収益の減少は悪化するばかりです。
これは小売業の業種別業況の推移ですが衣類の落ち込み幅が激しく大変厳しい状況が分かります。
こうした背景には、店舗よりもネットで販売される量が増えており物流の流れが変わってしまい、これに対応できるでききないで格差が開く事が予想されます。
これに比べ食品はやや横ばい傾向を示しており、今後の回復も頭が重い展開になりそうです。
統計資料から分かる区内中小企業の現況!建設業以外は大変厳しい状況です! [墨田区の産業経済動向]
平成28年10月~12月期の区内中小企業の業況が分かるデターが公表されましたのでお知らせ致します。
建設業は減少傾向から大きくV字回復に転じ、2020オリンピック効果が出始めたのかも知れません。
その他の業種における業況は、依然として厳しいどころか減少傾向にあるものの、特にサービス業は悪化幅が大縮小傾向に転じはじめています。
製造業はわずかに厳しさが和らいだ感じですが、最近の為替相場が円高ぎみに推移しており米国のトランプンプ大統領の政策次第は大きく変動する事か予想され予断は許されません。
卸売業は前期とほぼ同様の悪化幅で減少傾向は変わらず、小売業及び不動産業においては、悪化幅がやや拡大しており為替相場が円高に向った関係でチャイナマネーの爆買が減少した影響が出て来ていると思われます。
区内の製造業は大変厳しい状況である事がこのグラフからも読み取れ、現状を維持するのが精いっぱいである事が分かります。
これを見ますと製造業と言っても業種による格差が見られ、機械の落ち込みが激しい反面紙(パルプ・紙、紙加工品)は大きく増加に転じている事がわかります。
しかしながら全体的に紙以外はマイナスゾーンから抜け出せておりませんから厳しさは続いています。
明日の当ブログでは、卸小売業やサービス業についての動向を解説致します。