統計資料から分かる区内中小企業の現況!建設業以外は大変厳しい状況です! [墨田区の産業経済動向]
平成28年10月~12月期の区内中小企業の業況が分かるデターが公表されましたのでお知らせ致します。
建設業は減少傾向から大きくV字回復に転じ、2020オリンピック効果が出始めたのかも知れません。
その他の業種における業況は、依然として厳しいどころか減少傾向にあるものの、特にサービス業は悪化幅が大縮小傾向に転じはじめています。
製造業はわずかに厳しさが和らいだ感じですが、最近の為替相場が円高ぎみに推移しており米国のトランプンプ大統領の政策次第は大きく変動する事か予想され予断は許されません。
卸売業は前期とほぼ同様の悪化幅で減少傾向は変わらず、小売業及び不動産業においては、悪化幅がやや拡大しており為替相場が円高に向った関係でチャイナマネーの爆買が減少した影響が出て来ていると思われます。
区内の製造業は大変厳しい状況である事がこのグラフからも読み取れ、現状を維持するのが精いっぱいである事が分かります。
これを見ますと製造業と言っても業種による格差が見られ、機械の落ち込みが激しい反面紙(パルプ・紙、紙加工品)は大きく増加に転じている事がわかります。
しかしながら全体的に紙以外はマイナスゾーンから抜け出せておりませんから厳しさは続いています。
明日の当ブログでは、卸小売業やサービス業についての動向を解説致します。