吾妻橋二丁目に出現したホテル計画は客室が僅か12.22平米の粗悪な安宿!第3話 [粗悪な不動産デベロッパーを追う!]
吾妻橋二丁目に出現したホテルとは名ばかりの1部屋約12.22平米しかない粗悪な安宿計画の内容を検証してみましょう。
客室が約12.22平米にユニットバスが付くと客室の広さは正味畳三畳程度の広さで、ほぼ寝るだけの部屋でこれがホテルと言えるのでしょうか。
ご覧の図は住民説明会で提出された図面ですか、この部分は建物を南側から見た図です。
建物が実際の高さよりも低く見せる為にエレベターの入る搭屋が意図的に描かれていません。
他の図面からエレベターの位置を割り出しますと、建物の中央部に搭屋が立ちますので建物の高さは、21.9メートルでは無くエレベターの入る搭屋の部分の高さ22.4メートルになります。
図面から各部屋にバルコニーに小さなベランダが付けられる事が分かります。
このベランダにエアコンの室外機が置かれ窓も空くそうですから、南側にあるお寺の墓地にたばこやごみが投げ込まれたり、避妊具や薬物中毒者が注射器を投げ捨てたりされる恐れがあり、墓地という神聖な場所が汚される恐れがあります。
こちら側にある客室の広さは12.22平方メートルだそうですから、その広さはベットを一つ置けばやっとの広さです。
この図は東側から見た図ですが、1階左がに出入り口があり右側の破線でバツ印の部分が駐車場で車2台とバイク2台分のバイク置き場が用意されていますが、自転車の駐輪場はありません。
ここからわかる事は、通常のマンションを建てようとしますと、「墨田区集合住宅の建築に係る居住環境の整備及び管理に関する条例(平成20年3月28日公布)」がございますので、このケースでは50室が予定されていますので50台分以上の駐輪場の設置義務があります。
脱法的にこの規定を逃れる為にホテルとして建設しようとしています。
山谷等で見られる木賃宿では、宿の前の道路には自転車が溢れており、安宿程長期定住型の宿になり易くこうした人達は交通費を節約する為に自転車を利用するケースが多いのです。
この事は安全・安心にはコストがかかる事を不動産デベロッパーは無視しており、地域に負担を掛け兼ねない上に火災等の災害発生の危険すらございます。
「墨田区集合住宅の建築に係る居住環境の整備及び管理に関する条例」の概要は次の通りです。
墨田区では、誰もが安全で豊かな住生活を営め、安心して住み続けられる街を目指して平成20年7月1日に「墨田区集合住宅の建築に係る居住環境の整備及び管理に関する条例(平成20年3月28日公布)」を定めています。(平成24年7月1日一部改正)
対象事業は、都市計画課及び関係各課と協議をする必要がありますのでご理解・ご協力をお願いいたします。
なお、平成27年12月15日から墨田区集合住宅条例における自転車置き場の附置義務台数が変わりました。
変更後
40平米未満の住戸(室) 1住戸(室)につき1台以上の自転車置場(現行のまま)
40平米以上70平米未満の住戸 1住戸につき1.5台以上の自転車置場
70平米以上の住戸 1住戸につき2台以上の自転車置場
《取り扱い》
変更前の規則による自転車置場附置義務台数は、次の(1)及び(2)を同時に満たす場合のみ適用されます。((1)または(2)のいずれかのみ該当する場合は、変更後の規則が適用されます。)
(1) 平成27年12月14日(17時まで)に協議申請を受け付けたもの
(2) 平成28年6月15日までに着工したもの
詳しくは、「墨田区集合住宅条例手続きのための手引き」をご参照下さい。
対象事業
共同住宅、寄宿舎、長屋を建設する事業で下記のいずれかに該当するものが対象となります。なお、建築物の増築、用途の変更等により、当該増築後の建築物(既存の建築物の部分を含む。)の住戸(室)数、階数が下記の規模となる場合も対象となります。また、一団の土地で行われる建設事業又は一団の土地とみなされる土地において行われる2以上の建設事業については、その住戸(室)数の合計が下記の規模となる場合に対象となります。
(1)総住戸(室)数が15以上のもの
(2)地上3階建て以上かつ総住戸(室)数が10以上のもの
住戸とは、居室及び台所、浴室(シャワー室を含む。)、便所の設備を有するものを言います。なお、上記条件を満たす、店舗・事務所等は住戸とみなします。
住室とは、居室を有し、台所、浴室(シャワー室を含む。)、便所の設備のいずれか又は全てを有しないものを言います。
これは計画された建物を北側から見た図ですが、北側の廊下は外廊下と言って室外は雨や風に晒されるむき出しの廊下で、ここで喫煙をされたり、大勢で騒いだりする恐れや隣接する住宅の中が丸見えになる恐れがあります。
中廊下にした理由を説明会で問い詰められると、中廊下にすると建蔽率が増えてしまう為に建蔽率を最大限に稼ぐ為に外廊下にしてベランダを設けた様で、客室の居住性よりも数多くの部屋を作る為の設計だった事が分かりました。
しかもこの建物にはごみ置き場が計画されておらず、デベロッパー側の説明ではごみはご覧の図の非常階段1階に置かれ、産業廃棄物処理業者が来るまで置かれるそうです。
金儲け優先でお客さんよりも金儲け、近隣は比較的エリート層が多い地域にも関わらずこれにそぐわない粗悪な安宿の建設に住民の怒りの声が説明会の会場で参加者全員から上がりました。
吾妻橋二丁目に出現したホテル計画は客室僅か12.22平米の粗悪な安宿だった!第2話 [粗悪な不動産デベロッパーを追う!]
ご覧の写真が平成28年8月13日(土)AM10:05分の写真です。
平成28年9月21日(水)にご覧の工事再開のお知らせが近隣に配られました、工事予定は平成28年4月25日(月)から平成28年8月31日(水)だった筈です。
いつの間にか工事延長となる筈が、工事再開に書き換えられています。
これによるよ山留工事が平成28年9月23日(金)から平成28年9月28日(水)とあり、うち平成28年9月23日(金)と24日(土)は準備作業とあります。
山留工事の場所は図面の赤い部分です。
これが山留部分の現場の写真ですが、どう見ても山留のH鋼が入れられる隙間はありませんし、7月26日午後13時の時点で山留をせずに掘削して居ますから9月23日になってから山留と言うのは怪しいと思います。
しかも、山留は実質3日間しか無くこれてちゃんとした山留が行えるのでしょうか。
本工事は、平成28年10月29日(木)から平成28年10月31日(月)とあります。
次に出て来た工事延長のお知らせでは、全く近隣に知らされないまま、平成28年11月19日(土)までと連絡した事になっており、平成28年11月21日(月)から平成28年12月10日(土)に延長されました。
この頃から超大型のコンクリートブレーカーが使われる様になりました。
こうした杜撰な解体工事と基礎の撤去作業で隣接するお宅の基礎部分の土が陥没し白い矢印の部分に白い線を引いてみますと、エアコンの室外機が総べて傾いており、山留の為のH鋼も横矢板も無い状態で無理に境界ぎりぎ基礎を掘削した影響が見られます。
隣接する倉庫の外周にあるフェンスの基礎も大きく露出して傾いてしまっており倉庫の基礎も外側に傾いて居り危険な状態です。
お寺の墓地の塀はヒビだらけで、山止めが合板を挟み込んで埋めただけの形だけの杜撰なものである事がこの写真からお分かりになると思います。
解体業者の株式会社テイクナインここまで頑丈な建物だった事は想定しておらず、工期が3倍近く伸びた上に瓦礫の撤去も100トン近くなり大赤字だった可能性もありこうした杜撰な工事が行われる結果になりました。
お寺の塀の損傷が大きい事を物語る大きなヒビで何時倒壊しても不思議ではありません。
お墓の墓石は一基当たり数トンにもなり、この付近地盤は砂と泥で柔らかいので超大型のコンクリートブレーカーで振動を与えると塀が壊れたり墓石が傾く恐れがあるのできちんとした対策を取る様に、式会社テイクナイン現場責任者のA氏にきちんとやるよう指摘しましたが、結果的には何もせずに危険な工事が行われました。
この問題はシリーズでお知らせいたします。
ご近隣の皆さんで紛争等が生じた場合こちらで保管した資料をご提供出来ますのでお声をお掛け下さい。
吾妻橋二丁目に出現したホテル計画は客室が僅か12.22平米粗悪な安宿だった!第1話 [粗悪な不動産デベロッパーを追う!]
新年を迎え6日に突然張り出されたお知らせ看板と同時に近隣説明会が近隣の都合も聞かずに新年の慌ただしい12日午後6時30分から行われました。
この日は墨田区商店街連合会と墨田区商店街振興組合の新年会があり、こちらを中座せざる得ず近隣住民の皆様からの要望もあり説明会に参加し様々な問題点を指摘させていただきました。
驚いた事にこのホテル計画は旅館業法に照らし合わせて見ますとホテルと呼べる建物では無く、旅館に該当する事が分かりました。
先ず第一に、事業計画説明窓口(問い合わせ先)と書かれた株式会社グローバン企画へ電話をしてみますと何度電話しても誰も出ないので、事業主とされる株式会社アーバンアセット研究所へ電話させていただきました。
これは以前その場所に立って居た島田ビル解体工事の業者である株式会社テイクナインと言う会社の電話番号が書かれてありましたが、何度電話をしても誰も出ず留守電にもなって居ない酷い解体業者でした。
こうした業者の場合様々なトラブルが予想されますので、将来損害賠償訴訟等に発展する恐れがありますので、テイクナイン側から出された文書や写真等を証拠として保管してあります。
先ず解体の時の状況から時系列でふり返ってみましょう。
解体工事のお知らせが入ったのが平成28年4月22日で、工事予定は平成28年4月25日(月)から平成28年8月31日(水)と書かれています。
平成28年5月10日に工程表が近隣に配布されました。
解体工事が始まり上の最上階から取り壊しが始まるとブレーカーの為の大型ディーゼル発電機が持ち込まれるとこの騒音が多く、しかも公道上に置かれて居る為、道路使用許可を確認しますと道路使用許可は取って居ませんでした(平成28年5月30日撮影)。
平成28年5月30日午後13時30分に測定した大型ディーゼル発電機騒音は規制基準値85デシベルぎりぎりの83.5デシベルと非常に大きな音でした。
平成28年7月2日(土)になると突然この様なものが配られ斜線部分の道路が突然通行止めになりました。
7月26日午後13時頃、コンクリートブレーカーの騒音が大きいので隣接するビルの屋上から墨田区の環境課の職員とと共に騒音の測定を行いました規制値ぎりぎりの騒音でした。
作業状況を確認するとお寺の塀のそばにある分厚い基礎をブレーカーで壊しており、よく見ると山留の為のH鋼も横矢板も無い状態で掘削していました。
そこで株式会社テイクナイン現場責任者のA氏にお隣りのお寺の墓地の塀が崩れる恐れがあるのでこれ以上掘削しないで済む様に設計士と交渉する様に要求しましたが、これおを無視して作業が続けられました。