SSブログ

火災防止の観点から墨田区立花の科学工場火災の原因をさぐる!苛性ソーダの危険性! [ニュース]

27Dec2022-6.jpg墨田区立花の科学工場火災の原因をきちんと把握する事で、同様の火災の再発を防止する事に繋がりますので、その原因を調べてみました。


火元となった会社によると、液体石鹸の配合室の近くで火が出ているのを従業員が発見して通報し、その後、従業員らで消火器で対応したが、消しきれずに避難したと証言している事が一つのヒントになります。


実は、この火元となった会社の製品はビルや建物等の業務用の洗剤で知られた会社で、優れた製品を製造販売している会社です。


そのメインは、液体石鹸でその製造過程は、油と苛性ソーダを配合し攪拌する過程で熱が発生します。


苛性ソーダそのものは不燃性ですが、 湿気や水に触れると、可燃性物質を発火させるのに十分な熱が発生することがあり、そこへ石鹸の原料となる油を加えるなど混触危険物と接触すると、火災および爆発の危険性がります。


恐らく、火災の原因は何らかの形で苛性ソーダと混触危険物と接触し急激な発熱が発生し、原料の油に引火、消火器で消そうとしても大量の原料に一気に火が回り、消火器程度では消しきれなかった可能性が考えられます。


今後、火災現場の現場検証でその原因が明らかにされると思いますが、科学薬品は取扱いを誤ると火災や事故の原因になりますので、同様の作業を行う工場では再度、安全確認を行う様にお願い致します。

nice!(10) 
共通テーマ:ニュース

nice! 10

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。