入札妨害!予定価格が事前に漏れていた!旧すみだ健康ハウス大規模改修工事の入札! [墨田区教育委員会事務局の官製談合疑惑の研究]
旧すみだ健康ハウス大規模改修工事の電気設備工事の入札については、落札率が数学的にはあり得ない100%、99.9%であった事を、当ブログで連載で指摘していますが、その真相に迫ります。
開札と同日にJVを組み契約書を交わし、応札書類の資格審査申込書を提出する事は事実上可能なのでしょうか。
しかも、書類の提出と落札率100%ですからこれを数学で証明する事は事実上不可能ですから人為的な何かが行われた様です。
実際には、これ以外の書類の提出も必要ですし、設計図書を分析し価格を積算する事は、材料や資材の調達が可能かも確認しなければなりませんから、事前に予定価格が漏れていない限りあり得ないのです。
昨日の読売新聞の報道で次の事が明らかにされました。
東京五輪・パラリンピックのテスト大会事業を巡る入札談合事件で、大手広告会社「博報堂」の担当者らが東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、「電通」側に自社の受注希望を伝え、単独で応札する枠を確保してもらったなどと談合を認める供述をしていることがわかった。
同社担当者は特捜部に対し、電通側に受注希望を伝達した上で、1社応札の枠を確保してもらったと説明。
さらに、他の入札には参加せず、下請けに回ったとの供述をしているという。
以上が読売新聞の報道の主要部分ですが、これが明らかな談合なのです。
最低価格情報が入札参加業者の間で共有されていたと仮定すれば、多くの場合、落札価格は予定価格に張り付いていますので、今回は落札率電気工事が100%、建物改修工事が99.9%ですから談合疑惑が濃厚と言えます。