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すみだ北斎美術館の年間赤字は10億円に膨らんだ!決算特別委員会資料から算出! [官僚利権とすみだ北斎美術館の研究]

19Nov2022-1.jpg大瀬康介が決算特別委員会資料からすみだ北斎美術館の令和3年度赤字額を算出してみますと、年間赤字は10億円を超えている事が分かりました。


11月議会でも問題に致しますが、すみだ北斎美術館の年間赤字は10億円に膨らんでおり、現状のままの経営では10年後には、100億円を超える累積赤字になる事が予想されます。


01Nov2022-2.jpg先ず最初に御覧のグラフは、平成23年の各派代表者会で、自民党からオンブズマン新聞のすみだ北斎美術館の赤字は年間5億円と言う記事が問題視され、何を根拠に指摘されるのか逆に質問致しましたら、全く回答出来ませんでした。


そこで、理事者側に試算させる事になり、その結果、損益分岐点は4億1,100万円で、これに北斎資料収集基金毎年1億円を足すと5億1,100万円となり私の指摘が正しい事が証明されました。


正確には、平成24年の決算特別委員会の資料67の「すみだ北斎美術館」管理運営費の試算例(観覧者数における損益分岐点)では、来館者数が年間約36万3千194人、損益分岐点の売上高は約4億1,193万円です。


現在では過去3年間に渡り連続して月別来館者数が1万人を下回る様になり、直近、つまり令和元年9月から令和4年8月の過去3年間の平均年間入館料収入は、約5千320万円にまで落ち込み、損益分岐点との差額は、3億5,873万円まで開いてしまっています。


来館者数の損益分岐点は、年間約36万3千194人に対して73,242人ですから二桁減の約5分の1以下に落ち込んでおり、直近の1年間つまり、令和3年9月から令和4年8月の売り上げ額は約5,371万円に過ぎません。


売上げベースで3億8,500万円のマイナスで、施設の管理運営費は年間2億3,200万円になり、これに寄付キャンペーン経費は令和3年度で3億8,748万円でこれらを加えますと昨年度、すみだ北斎美術館全体では計算上、約10億484万円の赤字である事が試算されます。


つまり、すみだ北斎美術館は、私が10年以上前から指摘していた通り、事業として成り立たないと言う指摘が的中しており、更に10年後には100億円を超す莫大な累積損が計上される事を予想致します。


現状のままの経営状態では、10年後には毎月の売り上げ額は200万円を下回る事がシュミレーションされます。


私が何度もすみだ郷土資料館と同じ結果になる事を指摘しましたが、議会では自民党・公明党らの賛成で建設工事が決められてしまいましたが、当時この議案に賛成した議員は、今後の赤字にどう責任を取るのでしょうか。

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