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大手商社マン生活!C型肝炎ウイルス除去のインターフェロン治療が始まる!第34話 [私はこうして起業した!40年で総資産5億円超に!]

13Dec2020-1.jpg外資系金融機関を3月末に退職し、翌日の4月1日には大手総合商社に入社しますと、窓から皇居が見える快適なオフィスでした。


社内は若くて綺麗な女性が多いのには驚きました。


キャリア採用組なので新人の様な研修らしきものはなく、配属されると直ぐに仕事が与えられましたが、難なくこなせるレベルの仕事で安心しましたし、多額な資金を扱う金融機関から見れば桁違いに額が少なく感じました。


仕事の内容は守秘義務があるので書けませんが、全くこれまでと違う点は「手帳を持つな、スケジュールは頭に入れろ」と言う点ででした。


感の良い方なら分かるかも知れませんが、手帳にスケジュールを書けない程機密性の高い特殊な仕事をしている事を意味します。


これは、国際金融の世界も同じで取引の内容などメモを取る事も他に話す事も禁止されていますし、口の堅い人物でないと重要な仕事は任せてもらえません。


北朝鮮の官僚は、主席が言った事をメモする姿が放映されますが、我々の組織では無能である事の典型として扱われます。


こうした現場では、国際的な諜報機関が動いているかも知れませんので無防備であってはなりません。


出勤は朝9時で、巨大なビルの中から全く出る事が無く社員食堂も複数あり、社内の飲み会もビルの中、お客様の接待もビル内に高級ホテルがありそこで完結してしまう程です。


面白いのはプレゼンテーションで、まるで007の映画にでも出て来そうな豪華な内装の部屋で、ボタン一つでモニターが現れたり、世界の情報が取れたりしますので、外国のお客様は目を丸くしていました。


会社を出るのは早い時で午後23時30分頃で、通常は午前様で2時頃にタクシーで帰るのが普通で、行きも帰りもタクシーになりました。


タクシーも尾行されない様に、会社から離れた人気の無い場所で拾い、会社の外で付け待ちしてるタクシーには絶対に乗りません、それはこうしたドライバーが余計な事を外部に話す恐れがあるからです。


やるべき仕事が多いので、時には土日も出勤もありました。


この頃、私は過去の事故の輸血でC型肝炎になっていたのですが、治る可能性のある新薬インターフェロンが開発され、福利厚生が行き届いた巨大企業ですので治療に専念する事が出来ました。


当時のインターフェロンは副作用が激しく、1カ月の入院が必要で、入院し投与が始まると40度前後の高熱が出て1日中副作用に苦しめられ、これだから入院が必要なのだと分かりました。


一週間もすると高熱と頭痛が収まりだいぶ楽になりますが、週に2回スミフェロン1000万IUと言う薬を注射半年間しなければならず、退院後は朝8時半に注射を打って貰いその後会社に出勤する事になりました。


病棟には、肝硬変の方がいて顔や皮膚が黒くなってしまい、時々意識が混濁する様で訳の分からない事を言い出す姿を見て恐ろしい病気である事を痛切に感じました。


しかし、この治療も確実に直せる人の割合は半分程度で薬の価格は当時500万円から600万円と言われましたが、東京都の難病治療の医療券を貰えたので経済的な負担はありませんでした。


ウイルスが消えたかどうかは、半年間薬を投与後の検査で消えていればあの余命宣告から解放される事になるのです。


次回の当ブログ第35話は、「C型肝炎ウイルス除去のインターフェロン治療の結果!多額の税金を引かれた給与明細!」をお送り致します。

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