SSブログ

アメリカの260億ドルの対日貿易赤字!ジャパン・アズ・ナンバーワン!第23話 [私はこうして起業した!40年で総資産5億円超に!]

17Nov2020-1.jpg職場復帰すると日本企業が自動車の輸出などで巨額な貿易黒字を出す様になります。


アメリカの商務省が公表する対日貿易収支が公表される度に、予想値と公表値の差が多い程為替相場が大きく動き私の記憶では、当時の対日貿易赤字は260億ドル程度だったと思います。


このアメリカでは、自動車産業が日本車の輸出で壊滅状態になり、自動車産業の労働者が日本車を叩き潰して、穴に埋める場面が報じられました。


1979年に出版された、社会学者のエズラ・ヴォーゲルの著書「ジャパン・アズ・ナンバーワン(Japan as Number One: Lessons for America)」が世界的なベストセラーになり世界が日本の産業に注目する様になりました。


この本には、日本人の1日の読書時間の合計が米国人の2倍に当たること、新聞の発行部数の多さなどにより日本人の学習への意欲と読書習慣を大きく評価し、日本人の数学力はイスラエルに次ぎ2位日本人の数学力はイスラエルに次ぎ2位である事も書かれていました。


レーガン政権下のレーガノミクス当時は、インフレ抑制政策として、厳しい金融引締めを実施した結果、インフレからの脱出はできましたが、国際収支が大幅な赤字となり、財政赤字も累積させてしまいました。


これが所謂双子の赤字(twin deficits)と呼ばれたもので、莫大な貿易赤字と財政赤字が並存していた状態となり、金融引き締めの結果、米ドル金利は20%にまで達し、世界の投機マネーがアメリカに集中してしまいました。


その結果、大量のドル買いでドル高に推移した為に、アメリカ経済は輸出減少と為替の関係で海外から買った方が安いので、急激に輸入拡大し、大幅な貿易赤字が生み出されました。


これによりアメリカは、失業者が増大するは、政府は財政赤字で効果的な政策は行えなくなってしまい、その打開策としてジャパン・バッシングが始まりました。


長くなりますので次回の第24話に続きます。

nice!(12) 
共通テーマ:ニュース

nice! 12

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。