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自粛こそ稼ぎ時!自分で自分の仕事を作りGDPを創り出そう!建物の保守編その1 [新型肺炎コロナウイルスと世界恐慌]

04May2020-1.jpgゴールデンウイークですが、COVID-19(新型コロナウイルス感染)封じ込めの為の外出自粛で何処にも行けない事はある意味でチャンスだと思います。


上の写真は、私のビルの非常階段に見られたエフロレッセンス(efflorescence)と呼ばれる、コンクリート中の可溶性物質や周辺に存在する可溶性物質が、水分とともに貫通したひび割れを通って水分の逸散や空気中の炭酸ガスとの反応によって析出したものです。


エフロレッセンスの発生が見られても、コンクリート構造物の耐荷力などの信頼性を大きく低下させるものではは無いのですが、建物の美観を損なう事や建物にひび割れ等を通って水分が流れたりコンクリートが湿る事は他建物の寿命を損なう恐れがあります。


つまり、コンクリート部分を常に乾燥させておきますと、内部の鉄材の腐食を防止できます。


私の建物は鉄骨造の為、構造上は余り影響はありませんが、コンクリート内の細かな部品に鉄が使われていますので、コンクリート内に水が入らない漏水対策を取る事にしました。


ご注意!


こうした作業は高所作業が殆どですから、高所作業の知識が無い方、高所恐怖症の方、危険予知や安全管理の出来ない方は絶体にやらないでください。


本来は大規模修繕で行うのが普通ですが、昨年見積を取った所約5千万円でした。


その内、自分でも施工が可能な部分を修繕してしまえば、その差額分が支出しなくて済みますので、結果的に利益になり、生産活動に貢献しますのでGDPの向上にも繋がります。


為の外出自粛で何処にも行けない事が逆に修繕工事のチャンスとなりますし、実際に作業してみますと業者の手抜き部分が分かりますし、オーナーしかできない丁寧な工事が可能になります。


04May2020-2.jpg屋上に上がり、エフロレッセンスの発生の原因となるひび割れやコーキング剤の劣化の状況を確認しますと、写真右側のコーキング剤の劣化に伴うひび割れや分解、化粧塗りされた部分のコンクリートの割れが見られます。


このコーキングを剥がして新たにコーキングし直せば、水が入りませんからエフロレッセンスの発生は止められます。


04May2020-3.jpgこれに必要な道具は、基本的に左からカッター、シールプライマー、コーキングガン、コーキング剤でここでは、コンクリート用で外壁や屋根様に作られた変性シリコンを使用しました。


この他に、高所作業ですので安全帯やヘルメットを必ず使い、道具を落下させない為に全ての道具に紐を付けます。


材料は、ある程度まとめ買いする方が割安になりますし、不足して追加購入しに行く手間も時間も節約できます。


コーキング剤は、ホームセンター独自ブランドのものが安く売られていますが、安い背景が不安で耐久性が不明なので、多少割高でも信頼性のあるセメダイン㈱のPOSシール、変性シリコンシーラントを使いました。


更に、仕上げを美しくする為に24ミリ幅のシールテープをはみ出し防止に使い、更に、コーキング剤を押さえるヘラが必要で、最後にビニール手袋を用意する事をお勧めします。


04May2020-4.jpgカッターの刃をコンクリートとコーキングの間に入れ、平行に引きコーキングを切り取り、その隙間に写真にある先の尖った罫書き棒やマイナスドライバーの様なものを入れて古いコーキングを剥がします


04May2020-5.jpg古いコーキング割れたコンクリーの化粧塗りされた部分の割れた部分を外してまい、ごみや埃砂を掃除機で綺麗に吸い取ってまいます。


04May2020-6.jpgコーキング剤コンクリートに馴染ませる為には、ご覧のシールプライマー塗布し、ひびなどの隙間に浸透させる様に添付された刷毛で丁寧に塗ります。


これは、コンクリートの粉や埃あどにコーキングが餅とり粉の様に付いてしまうとシール効果が妨げられますので、強い浸透性のあるシールプライマーで固めてしまう為です。


04May2020-7.jpgコーキングガンでコーキング剤を打ち込んで行きます。


その後、直ぐに専用ヘラでコーキング剤を押さえて、マスキングテープの貼ってある部分までコーティングしてしまいます。


そうする事で、一部ひびの入った部分までコーキングしてしまう事で雨水の侵入を防ぐ構造にする為です。


04May2020-8.jpgこれは、コーキングが終わり乾燥した状態で、次はこの部分に7日以内に防水塗料を塗る為に塗装面を高圧洗浄機等で洗浄し汚れや埃を取ります。


COVID-19の感染拡大で世界的な恐慌が予想されますが、我々は大東亜戦争後の焼け野原から見事に復興できたのは、日本人の勤勉さで、国民一人一人が身近な事から復興作業を積み重ね来た結果です。


コロナからの復興は、非常事態宣言で外出を自粛している間に普段なら出来ない仕事をしてしまう事で、自粛が終われば本来の仕事に励めば、更に復興が早められます。


家等の建物の管理は、自分で出来る事は自分ですれば業者さんに支払う金額を減らす事ができますし、建物の傷み具合や補修すべき箇所が把握できるだけでは無く、良い施工、良い設計、良い建物の見分け方が学べます。


こうした努力が不動産投資にはかかせませんし、普段遊んで生活されている様な所謂富裕資産家と呼ばれる人達は、意外かも知れませんが実際にはこうした努力をされているものです。


一番大切なのは、常に勤勉に働き常に学ぶ事でではないでしょうか。


またこうした施工法は、ネット上でプロの職人さんが動画などで解説て下さっていますので、自分建物や状況に合うものから学ばれる事をお勧め致します。

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