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貧富の格差と階級社会はこうして作られる第11話 明治の電力王に学ぶ成功法則!その3 [貧富の格差と階級社会はこうして作られる]

18Oct2019-1.jpg前回に引き続き新シリーズ貧富の格差と階級社会はこうして作られる第11話は、福沢桃介が相場について語っている点をご紹介します。


写真はナポレオンフィツシュと呼ばれる大きな魚でこうした大きな魚は雑魚と違って群れる事はありません。


これと似ているのが経済的自由人で会社等の組織いなくても経済的に独立しているものは大きな魚と同じで群れる必要がありません。


桃介の第3には、「相場に強くなるにはます、数量(資金量)と時間、つまり金を用意した上でその投資時期を的確につまむ事」とあります。


この部分は投資には元手が必要である事、特に信用取引などの借金で投資する時には読みを誤れば追加保証金が必要になるのでそのことも考慮し、最も大切なのはタイミングが重要である事を示しています。


第4は、「株価は変動する。そこには何らの法則がないように見えるが、実は不変の真理がある。その不変の真理を変えるのは景気の変動だ、景気と株価について検討すべきである。


ここで言う「不変の真理」とは恐らく、当時は空売りなどがありませんから上げ相場には乗り下げ相場には逃げる事と思われ、更に、相場は一定のサイクルで繰り返される事を意味するのかも知れません。


「不変の真理を変えるのは景気の変動だ」と言っているのは、株価のレンジそのものを変えてしまうのが景気の変動で、つまり景気の変動に敏感になれと言う事だと思われます。


第5は、「経済情勢が大きく変動しない、いわば平静の時期においては投機よりも、投資を目的として相場を張る必要がある」と述べています。


これは投機家にとって景気が変動しない時は最悪で、相場が動きませんから相場の変動でプロフィットを取れませんから、そんな時は、投機では無く投資を目的に行うしかない事を述べたと思われます。


桃介は直観的に資本主義の本質を見抜いていると思われる言葉があり、それは「富をなす要素は利に利を積むにあり」と言っており、富を成すには労働では無く富が富を集める法則がある事を見抜いています。


次回12話では、桃介の相場道とは何かを解説します。

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