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水産庁漁業取締船と北朝鮮籍とみられる密漁船の接触事案の映像を公表! [ニュース]

19Oct2019-1.jpg水産庁は10月7日我が国のEEZ(排他的経済水域)内の大和堆で密漁をしていた北朝鮮籍とみられる密漁船が水産庁漁業取締船との接触事案に映像を公表を決めました。


その理由は「通常は漁業取り締まり活動で得られる映像は非公表だが、関係機関と相談した結果、捜査への影響は限定的であるということで、国民の皆様の理解の促進と公益性の観点から今回の公表に至った」そうです。


北朝鮮のテレビ報道では我が国の工船が故意に衝突させ北朝鮮の漁船の沈没させたとして、補償を求めると報じた事が最大の原因で、事実関係を公表し国際社会に真相を知らせるのが狙いの様です。


19Oct2019-3.jpg水産庁漁業取締船が放水を始めると北朝鮮籍とみられる密漁船は急に左に舵を取り取締船に衝突させて来た瞬間で、この衝撃で密漁船は船体に亀裂が生じたと見られます。


19Oct2019-4.jpg衝突後船体の損傷で浸水が始まり航行不能となり停船する密漁船。


19Oct2019-5.jpg水産庁漁業取締船に対して物を投げるそぶりをする船員も見られます。


19Oct2019-6.jpg左舷の衝突箇所の損傷部に比較的大きな穴と亀裂が生じており、そこから船内に浸水し密漁船は左舷に傾き始めます。


日本の公船には喫水線下の船首に、バルバス・バウ(Bulbous Bow)と呼ばれる球状船首がかなり張り出していますので、密漁船の側面にはこれによりかなり大きな穴が開いてしまっている筈です。


この危険性は以前アメリカ海軍のイージス艦フィッツジェラルド8,362 トン がフィリピン船籍のコンテナ船が衝突し、一時は沈没の危機となる程の損傷を受けたのはバルバス・バウが船体に巨大な穴を開けてしまった為です。


恐らく密漁船の船長はこの存在を知らないか、危険性の知識がなかったと見られ、単なる威嚇のつもりが沈没に至り、船長は処刑が大好きな北朝鮮ならその損害の大きさから見せしめの為に銃殺されるかも知れません。


19Oct2019-7.jpg約5分後にはご覧の様に転覆し沈んで行きまが、旧式の烏賊漁用の集魚灯が見られ、この明りの照度から衛星で北朝鮮の漁船や韓国、台湾の船を把握できる様で、日本の漁船はLED灯なので区別できる様です。


19Oct2019-8.jpg沈む密漁船から海中に飛び込む船員の姿が見られます。


19Oct2019-9.jpg転覆してから約3分後には船体は沈み網に使うブイ等にしがみつく船員。


19Oct2019-10.jpg一部のものはライフジャケットを着ている姿が確認できます。


19Oct2019-11.jpg水産庁の高速ゴムボートが救命いかだを引っ張って来て水面に漂う船員の居る場所に浮かせると船員がよじ登って来る光景が見られます。


19Oct2019-12.jpg水温が冷たいのか衰弱する船員に対して救命胴衣や救命浮き輪をかけています。


19Oct2019-13.jpgその後、救命いかだまで曳航する光景が確認できます。


19Oct2019-14.jpg水産庁の高速ゴム艇は2個の救命いかだを用意し、朝鮮語で乗組員全員の安否確認している光景です。


19Oct2019-15.jpgその後無線で駆け付けた別の北朝鮮籍と見られる漁船に乗り移り救助される光景ですが、北朝鮮の漁船には機関銃やバツーカ砲などが積まれている恐れがあるので離れて見守っています。


以前起きた不審船事件ではその船が横浜港の煉瓦広場付近の海上保安庁の建物内に展示されていますが、複数の機関銃やバツーカ砲、航空機を攻撃する為の高射砲が装備されていますので是非ご覧ください。


19Oct2019-16.jpg救命いかだを残し海域を出て行く北朝鮮の漁船、ここまで事件発生から30分程度でした。


この海域は水温が低いので仮に救命胴衣を着けていても低体温症で死亡する可能性があります。


日本の漁師さん達が漁業をする事は大変でこうした危険な密漁船襲撃される危険もありますので、水産庁や海上保安庁の工船に守られながらの漁になるのが現実です。

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