SSブログ

パワーステアリングポンプの交換!製造後31年経過の車は先ずは適合部品を探す! [車の維持管理自分でやって維持費削減]

04Jun2019-1.jpg私の車は1989年に作られ製造後31年経過しますと車のパワーステアリングポンプは日本国内の流通市場には無く、ネットオークションで中古部品を探しましたが、適合するものはありませんでした。


こうなればグローバル化社会のメリットを最大限に利用し世界中から適合部品を探してみましょう。


04Jun2019-2.jpgこれはアメリカの会社のもので以前から使って居た会社に適合する部品がある事が分かりました。


適否の特徴は矢印部分の配管がL字型に曲がっていて、この曲りが何故あるかその理由を調べる必要があります。


先ず現場を確認します。


04Jun2019-5.jpg現場を確認しますとパワーステアリングポンプの赤い矢印の部分にU字型のホースが付いており、通常は曲りがあると配管抵抗が増えて機械効率が悪くなりますので、理由が無ければ普通こうした無駄な事はしないものです。


その理由は、左上の白いものがオイルフィルターで、オイル交換際にはこのオイルフィルターも交換する必要があり、曲りのないものでは、整備性が悪化する為に意図的にL字曲がったものが採用された事が分かります。


問題は、この会社のパワーステアリングポンプにはVベルトをかける為のプリーが付いていない事です。


それは、以前この部品が故障し新品を購入して交換したのですが、パワーステアリングポンプからプーリーを外すのが大変で結果的に油圧プレスで外す結果になりました。


それでは、油圧プレスを借りる費用や外す為の治具を持っている工場に行かなければなりません。


それは大変ですのでプーリー付のパワーステアリングポンプを探してみました。


04Jun2019-3.jpgこれはアリババのサイトで見つけたのですがプーリーは付いているものの配管が直線ですので使いものになりませんし、価格は30~40ドルと安いのですがチャイナ製ですから部品の信頼性の点でもNGと考えました。


04Jun2019-4.jpgこれはドイツの会社のウエブサイトに私の求める仕様のプーリー付でエルボ(L字継手)のあるパワーステアリングポンプを発見し、ドイツ語から英語に変換できるウエブサイトでしたの英語に直して仕様を確認し注文を出しました。


価格は129ユーロでこれに海外輸送料金は55ユーロの合計184ユーロでした。


その後、メールで注文確認書(Confirmation Slip)が送られて来ました。


04Jun2019-6.jpg価格が129ユーロから108.40ユーロに値引きしてくださり送料込みで163.40ユーロですから€1=121.61として計算しまと19870.33円約2万円で買え、配達船便で1~2週間後に届くそうです。


便利になりましたね。


これがグローバル化社会の良さであり悪さで、今まで通りの商売が通用しなくなる大変な時代が来ている事を痛感致します。


この部品も輸入代行している会社の価格ではプリーが無いもので3万5千円プラス送料ですから、約倍の価格になってしまいます。


この差額があなたの利益になる訳ですから、グローバル化を享受できる者とそうでない者の格差は益々進んでしまうのかも知れません。

nice!(10) 
共通テーマ:ニュース

nice! 10

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。