台東区内でりんご病が大流行中!定点当たり2.50台東区!大人が感染すると重症化! [子育て]
台東区の公式ホームページでも伝染性紅斑(りんご病)は年によって流行に差がみられる疾患ですが、今年は過去5年平均を上回る状況が続いていますと報告しています。
11月12日から11月18日(第46週)の1週間に報告された患者報告数は、台東区では定点あたり2.50と通常より高い状況が続いています。
墨田区ではそれ程流行は確認されていない様ですが、お隣の台東区での流行を考えますと注意が必要です。
墨田区の保険予防課ではご覧のグラフを示して注意を呼びかけています。
<伝染性紅斑(りんご病)とは>
ヒトパルボウイルスB19 による感染症です。
かぜの様な症状と、引き続きみられる顔面の紅斑が特徴で、発疹は両側のほほに蝶のような形の紅斑と手足にレース状、網目状の紅斑として出現します。
ほほの真っ赤な発疹の状態から、「りんご病」とも呼ばれ、幼児から学童に好発する病気です。
妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがありますの妊娠されている方は外出を控えるなどの対策が必要です。
<感染経路>
患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込み事による「飛沫感染」やウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」があります。
感染期間はかぜ様症状が出現した時で、発疹が出現した時にはウイルスの排出はなく、他への感染力はありません。発疹のみで全身状態が良ければ、登園・登校可能です。
<流行状況>
伝染性紅斑は年によって発生に差が見られますが、今年の3 月末頃から定点医療機関(感染症の発生状況を把握するために患者数を報告している東京都指定の医療機関)当たりの数値が全国平均を上回るようになり、現在においても全国平均を大きく上回る状況が続いています。
<予防のポイント>
予防接種はありません。
予防には手洗い、咳エチケットが有効です。
保育園や学校などで患者発生が見られた場合、妊娠中あるいは妊娠の可能性のある女性は、かぜ様症状の方との接触をできる限り避ける等十分注意してください。