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手に入り難い本当に美味しいお米!お米の本当の味を残そう!手植えはぜ掛け乾燥米! [日本の農業を守ろう!]

05Jan2019-2.jpgご覧のお米の袋の表示は殆ど見る事が無いと思われます。


つまりこのお米は農家の方が手で田植えを行い、刈り取り後ははぜ掛け乾燥させた非常に手間のかかる格別のお米である事が分かります。


それでは、はぜ掛け乾燥とはどのように乾燥させたものを言うのでしょうか。


05Jan2019-3.jpgこれが正にはぜ掛け乾燥で、自然の爽やかな風の吹き抜ける中でぽかぽかと降り注ぐ太陽の光とぬくもりを受け、約2週間から1ヶ月かけてじっくりと時間をかけて乾燥させたお米なのです。


この写真は隠岐の島で撮影したものですが、この地方では天日干しが未だに主流で美味しい昔ながらのお米が食べられますが、こうして乾燥させた美味しいお米は農家の方が自分達で食べる分しか作っていない様です。


この傾向は全国的にそうで、手植えではぜ掛け乾燥米となると超ブランド米の魚沼産こしひかりの倍以上の価格になりますし、余りにも手間がかかりますので流通乗らない為に殆ど手に入りません。


05Jan2019-1.jpgはぜ掛け乾燥させた米がなぜ美味しくなると申しますと、稲は刈り取られた後も生きており、籾殻の養分がゆっくり籾米に浸透し、美味しくなると言われております。


つまりこうした旨味成分と自然の清らかな空気、太陽のぬくもりが籾米に浸透する為に美味しくなるのです。


やはり農産物が美味しいのは大自然の恵みを受けて育ちますので、その地域によっても味が変わりますし、その年の天候や気温、日照の状況によっても変わるとてもデリケートなものになります。


今から30年程前までは、関東地方でもはぜ掛け乾燥する光景が見られましたが、それがなぜ見られなくなったかと言うと、時間がかかり過ぎて効率が悪いからです。


今の農業が省力化機械化された事もあり、稲の収穫時期に入るとコンバインで刈り取りと脱穀を一度に出来る機械で収穫してしまうてめで、脱穀された米は乾燥機に入れ短時間で強制的に乾燥させてしまうのです。


この頃から本当に美味しい米が流通しなくなりお米離れが進んでしまった可能性もあります。


その背景には、農業国のアメリカからの外圧で大量の小麦の輸入を迫られた日本政府が減反政策を採り日本の農業を補助金漬けにしてしまい農業を衰退させた事が、現在の地方都市の衰退や限界集落問題を作ってしまいました。


アメリカから外圧が激しい頃に米軍の基地に行くとカリフォルニア米が4ポンド入り(約3.6キログラム)が4ドルで当時の為替レートが100円でしたから約400円で売られいる事に驚きました。


その頃日本のお米は5キロ入りで1200円でした。


アメリカは日本の農業を破壊する為にアメリカの米農家に多額の補助金を出しているそうで、一見すると日本のお米が高そうに見えますが、補助金分を引くとアメリカのお米の方が高くなり、政治的、戦略的に価格を安くさせていた様です。


日本の政権も官僚もアメリカに操られている為に、こうした不均衡を調べたり指摘する外交などしておらず外圧に屈し続けた結果、農業の衰退を生み地方の過疎化や衰退を起こしてしまいました。


わが国がこうした外圧に屈し続け、しまいには種子法が改正されてしまいましたので更に農業が衰退し、地方都市は益々衰退し限界集落は廃墟と化してまい原野へと変わってしまうのでしょうか。


農業や地方を衰退させない為には、美味しいはぜ掛け乾燥米がネットオークションなどで比較的安く売られている事もありますので是非試して各産地毎のお米の味を味わう事もお勧めします。


ネットオークションでは「自然乾燥米」で検索すればヒットし易くなり、20キロ以上で買うとお買い得の様です。

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