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墨田区のふるさと納税の実態を暴露!寄付キャンの半分が展望レストランに消える!2話  [官僚利権とすみだ北斎美術館の研究]

20171028-8.jpg昨日に引続きふるさと納税とすみだ北斎美術館に群がる天下り利権の構造を解説して参ります(写真は多額の税金を食い尽すすみだ北斎美術館)。


20171028-4.jpgこれは、墨田区の平成28年度の予算執行実績報告書の北斎関連支出はこの部分だけで総額で4億9千837万円である事が分かりますが、その中でも赤い矢印部分にご注目ください。


寄付キャンペーン事業費に1億1,900万円余りが使われている事が分かります。


つまりこのお金は墨田区のふるさと納税に伴う「ふるさとチョイス」等の経費や宣伝費、最も多いのが返礼品を買う為の費用の合計が約1億2,000万円かかっている事が平成28年度の予算執行実績報告書から分かります。


20171028-1.jpgこれは、ふるさと納税を利用して5万円を寄付された方が返礼品として何を貰ったかの人気の高いものを一覧にした決算委員会資料ですが、トップはSky Restaurant 634(musashi)ランチ「粋コース」利用券がダントツである事が分かります。


このランチは単価4,860円にサービス料10%がかかりますのでご計5,346円になりチケット印刷料や郵送料を加えますと推計6,000円の返礼品と思われ、ペアですから合計12,000円を墨田区が返礼品として買う事になります。


これに返礼の3997件の数を掛けますと総額で47,964,000円Sky Restaurant 634(musashi)のランチ代として支払われている事が分かります。


20171028-3.jpgこちらも、ふるさと納税を利用して10万円を寄付された方が返礼品として何を貰ったかの人気の高いものを一覧にした決算委員会資料ですが、トップはSky Restaurant 634(musashi)ランチ「粋コース」利用券がダントツである事が分かります。


こちらのディナーは単価が¥12,960円(消費税込み)それにサービス料10%1,296円が含まれた14,256円で更にチケットが作られて居ますので推定744円が加わり合計15,000円でペアですから倍の30,000円が返礼される仕組みですから合計30,000円を墨田区が返礼品として買う事になります。

これに返礼の576件の数を掛けますと総額で17,280,000円Sky Restaurant 634(musashi)のランチ代として支払われている事が分かります。
上記双方を合計しますと65,244,000円がSky Restaurant 634に支払われる事が分かります。
それではこの代金の出所は何処でしょうか。
20171028-4.jpgこれは、墨田区の平成28年度の予算執行実績書の赤い矢印部分の寄付キャンペーン事業費が実はふるさと納税に係る部分でその金額は約1億1,900万円超です。
この金額の殆どは返礼品代に消え、その約半分以上が65,244,000円がSky Restaurant 634に支払われている事になります。
この約1億1,900万円の原資は我々の税金で賄われており、ふるさと納税がある度に北斎基金に積み立てられる仕組みですから、平成28年度だけで6億2,700万円超が集められています。
このお金は北斎基金ですから天下り先であるすみだ北斎美術館の為だけに使われる仕組みです。
問題は、返礼品に使われる1億1,900万円が我々の税金で、つまり、我々の税金が返礼品に使われますが、返礼品に釣られてふるさと納税され寄付されたお金は全て北斎基金に入り、天下り役人が美味しい汁を吸う仕組みです。
しかし、問題が区議会が与党化しておりこの様な状態でも見て見ぬふりや、こうした予算や決算が圧倒多数で可決されてしまう事が、無駄なハコものを温存させているのです。
20171028-2.jpg総務省も墨田区のふるさと納税の返礼品や仕組みについて問題視しており、今後改善が求めらると思われます。
この問題は来月の20日と21日に開催される区政報告会で詳しく説明したいと思います。

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