墨田区のふるさと納税の実態を暴露!寄付キャンの半分が展望レストランに消える!1話 [官僚利権とすみだ北斎美術館の研究]
墨田区の決算特別委員会が開会中ですが、委員のメバー構成のせいか問題がありながら問題が余り指摘されていないので墨田区のふるさと納税を利用した天下り北斎美術館へふるさと納税が全て使われる実態をお知らせ致します。
ご覧の写真はふるさと納税サイトに掲載された墨田区の豪華返礼品として提供されているSky Restaurant 634(musashi)ディナー「粋コース」利用券×2枚(ウエルカムドリンク付)のものです。
これは、ディナー¥12,960には消費税が入っていますが、それにサービス料10%1,296円が含まれた14,256円で更にチケットが作られて居ますので推定744円が加わり合計15,000円でペアですから倍の30,000円が返礼される仕組みです。
つまり、仮に年収800万円のサラリーマンが100,000円をふるさと納税して、返礼品にSky Restaurant 634(musashi)ディナー「粋コース」利用券約30,000円をもらうとどうなるのでしょうか。
総務省のHPからエクセルで試算が出来るので出して見ました。
これによるよと家族構成が夫妻で妻が専業主婦の場合は、自己負担金が2,000円で所得税と住民税額から控除される額は98,000円になり、30,000円相当の返礼品を受取る事になります。
つまりどうせ税金を取られるなら100,000円を2,000円をふるさと納税して30,000円相当の返礼品を受取り所得税と住民税額から98,000円を控除して貰えるのでかなりお感があるのです。
しかし、本当に得をするのか誰かを見てみましよう。
これは、墨田区の平成28年度の予算執行実績書の北斎関連支出はこの部分だけで総額で4億9千837万円である事が分かります。
この問題は今から5年も前の平成24年2月15日発行のオンブズマン新聞第5号掲載した記事ですが、赤い矢印の部分に記載した通り「開館すれば毎年5億円近い維持運営費が必要になります」と指摘した通りの結果になっており、私の指摘が的中しています。
こうした精密な予測が出来るのは国際金融マンとして働いた経験や大手商社マンとして経験を積んでいるから出来る事で、平成24年の各派代表者会では絆の田中哲議員が自民党の瀧澤座長にこの数字は根拠が無いかの指摘をしました。
この数字が根拠の無いと言う側からの根拠は何も示せず、結果的に理事者側が試算をするとの事になり、翌平成25年9月に損益分岐点4億1,200万円と来場者数は36万人来場しないと赤字なると言う数字が出て来ました。
この金額が出た事で私の試算が正しい事がある程度証明された形になりましたが、今回の執行実績ではズバリ私の試算通りだった事が証明されました。
これは大変長くなりますので、明日の当ブログに続きます。