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企画総務委員会のご報告!大学誘致の進捗状況等について! [墨田区議会]

20170926-1.jpg26日私の所属委員会である企画総務委員会が開会されましたので最も重要な部分と思われる大学誘致の進捗状況等について報告があった事について解説致します。(写真は大学誘致予定地;大瀬康介撮影)


理事者からの報告事項は次の通りです。


1 平成29年第2回区議会定例会以降における千葉大学との協議状況について
  平成29年7月~9月にかけて3回にわたり、旧すみだ中小企業センターの改修や大学誘致用地の活用及び連携事業等についての協議を行った。


  区はこれと並行して、'庁内で連携事業候補に関する調査を行い、平成29年7月に調査結果を千葉大学に報告した。


千葉大学は調査結果を受け、学内で連携についての検討を行っている。


※新たに登場した問題はこれ以降です!


2 国による「東京23区の大学の定員抑制」の方針について
(1)国の動き


平成29年 6月9日「まち・ひと・しごと創生基本方針2017」の閣議決定 ・方針において、地方創生に資する大学改革の一環として、東京にお ける大学の新増設の抑制が打ち出される。


3月14日「大学、大学院、短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準の一部を改正する告示案」に関するパブリックコメント(意見公募手続)の開始 ・改正案で23区内における大学・学部の設置及び収容定員増を強く規制する内容が示される。


※この関係で大学誘致が頓挫したり、規模の縮小に繋がり大学誘致が期待される地域の貢献に寄与しない恐れがあります。


(2)国の方針に対する墨田区・23区め動き
 ① 墨田区から「まち・ひと・しごと創生本部」及び文部科学省への要望書の提出8月28日、山本区長が「まち・ひと・しごと創生本部」及び文部科学省を訪問し、要望書を提出した。


 ② 特別区長会から「まち・ひと・しごと創生本部」及び文部科学省への要望書の提出8月29 日、西川特別区長会会長が「まち・ひと・しごと創生本部」及び文部科学省を訪問し、要望書を提出した。


 ③ 東京都から「まち・ひと・しごと創生本部」及び文部科学省への要望書の提出9月4日、小池都知事が「まち・ひと・しごと創生本部」を訪問し、要望書を提出した。9月11日、小池都知事が文部科学省を訪問し、要望書を提出した。


 ④ 墨田区から「大学、大学院、短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準の一部を改正する告示案」に関するパブリックコメントに対する意見の提出9月11日、文部科学省に意見を提出した。

3 大学誘致の今後の進め方について
(1)千葉大学との協議
   旧すみだ中小企業センターの改修や大学誘致用地の活用及び連携事業等についての協議を引き続き行っていく。

           
(2)今後の進め方
   更なる大学の誘致の実現に向けて、国と協議を行いながら、優先交渉大学の確定に向けての手続を進めていく。

実にお役人のらしい淡々とした報告で誘致への熱意も戦略性も感じられないものに呆れました。

20170926-2.jpgこれは文部科学省の資料の一部「まち・ひと・しごと創生本部ホームページ」に記載された事項には、赤い矢印部分に例外規定がありました。


私は委員として発言させていただき、墨田区と千葉大学が、新キャンパス構想に向けて包括連携協定があるので、デザイン学部だけでなく医学部を誘致する交渉を行うべきである事を主張しました。


その理由は「医学部の地域枠による臨時定員増に関しても、例外事項とする」と言う規定があり、これは医学部を持つ千葉大学が東京に新キャンパスを持つメリットがあるのです。


これには発想の転換が必要でお役人の固い頭では理解が出来ない様で関口企画経営室長の答弁はこの本質的な意味を理解されていない様に感じました。


つまり、この例外規定を活かせば同大学のデザイン学部だけでなく、最も必要な医学部を誘致する事に繋がるのです。


この背景には、地方や離島での医師不足が深刻で病院が無い為に地方都市が消滅してしまったり、日本の防衛や安全保障上最も重要な離島の住民を安心して定着させる為には病院が必要でそこには医師が必要なのです。


こうした理由を国に説明すべきで、千葉大も墨田区にキャンパスや医学部がある事で地方から優秀な学生を集め易くなるのです。


地方の学生にとって長い人生の一度は東京で生活してみたいと思いますし、東京は地理的に全国各地から来やすく情報も集まり易く国際的な医学学会との交流のチャンスに恵まれている事は言うまでもありません。


墨田区のお役人ではこうした交渉は無理かも知れませんが大学誘致に失敗すれば私がこれまで区長に提案して来た、メジャー球団のスタジアム誘致へと向かえるかも知れません。


何しろ1万8千平方メートルと言う広大な敷地は都心部には中々ございませんし、少なく見積もっても年間3億円の地代が稼げる土地でが、既に19年も何も利用されて来なかった事は墨田区の怠慢だと思います。

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