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産業都市委員会のご報告!利権の温床となりかねない両国リバーセンタープロジェクト! [墨田区議会]

20170925-1.jpg25日産業都市委員会が開会されました私が気付いた問題点をご報告させていただきます、これは現在両国子育て広場のある場所に計画されている両国リバーセンタープロジェクトに整備計画に係る整備概要についてと呼ばれる資料にある計画図です。


これによると公共用地貸付料(税込)が月額5,250,000円、その内訳が墨田区の区有地の部分が月額4,206,326円、都有地の部分が月額1,023,840円をそれぞれを貰う訳です。


しかし、今度は事業者が所有する建物を墨田区と東京都が借りる賃料(税込)が発生しその支払い額は墨田区が4,128,840円、東京都が1,043,674円合計5,152,680円となりその差額は僅か97,320円に過ぎません。


つまり事業者は東京都墨田区横網一丁目2番15号ほかの土地は約1,510㎡(区有地約1,040㎡、都有地約470㎡)の両国駅に近い国技館の正面の一等地で用途地域は商業地域及び第一種居住地域の付加価値の高い土地をホテルとして利用できる事になります。


この土地が事実上月額97,320円と言う勤労者の賃貸マンション程度の賃料で借りて、2階部分よりも上の6フロアー分をホテルの客室やレストランとして貸し出す訳ですから事業者は巨額の儲けが出ます。


計画の建物は高さ35メートル地上9階建で総床面積は8,064.26㎡ですから、仮にRC構造の建物として建築単価を計算して見ますと1㎡当たりの単価の相場は70~80万円程度ですので仮に75万円で計算してみましょう。


総床面積は8,064.26㎡×1㎡当たりの単価75万円となり、建物建設費は60億4,819万円になります。


これが50年間の定期借地権契約で行われるそうですので、建物建設費の60億4,819万円を50年で割れば年間の建築費の分割価格が出ます。


つまり、建物建設費を年額に直すと1億2,096万円となりこれを月額に直しますと1,008万円になります。


1,008万円のうち墨田区と東京都から合計5,152,680円の家賃が入りますから事業者は月額建築費負担4,927,645円と地代月額97,320円の月額5,024,965円のコストで6フロアーをホテルと利用し大儲け出来る利権の構造を疑います。


事実上事業者は墨田区と東京都から毎月合計5,152,680円の家賃が約50年間支払われますので総額30億9,160万円を受け取ります。


事業者の建設費負担は月額4,927,645円でこれが50年分となると総額29億5,658万円しか負担せずに半分以上が公費で賄われる事業である事が分かり、官製利権の存在が疑われます。


墨田区の場合は、両国子育てひろばとして1~2階部分使うものですが、この計画が実施されますと、本来は建直したり増築する事で上に広げる事が出来ますが、利用者が増えた場合は他の場所に分室を作る必要がありコストが高くなる事が考えられ納税者の負担が増えるだけです。


いつたいこの事業で誰が儲かり損をするのかよく考えるべきだと思います。


産業都市委員会では委員からこうした指摘は全く無く、隅田川の花火が見られないとか屋形船に乗れるのかと言う程度の質問しかありませんでした。


これでは行政のチェック機能が果たせるのでしょうか。

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