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29年度予算資料からわかるすみだ北斎美術館の来館者激減の実態! [墨田区議会]

20170305-4.jpgご覧のグラフは29年度予算資料とした私が要求して作らせた「資料7 すみだ北斎美術館の1日当たりの来館者数及び入館料収入額の推移のグラフ(開館から直近まで毎日)」と言う資料です。

11月22日の開館から29年1月15日迄の期間は1日最低でも千人、最高で2千900名程が来場していましたが、1月の15日を過ぎると激減し、2月9日には最低の626人を記録し平日は千人を下回り始めました。

1月の15日以降の土日も1800人前後でしたが3月に入り更に激減しているだろう事が3月5日に現場の状況を視察してわかりました。

それでは何故1月15日以降来場者が激減したのでしょうか。

20170305-5.jpg北斎の帰還と題された展示が終了したのか、ご招待券の有効期限が来たのかは定かではありませんが、15が近づいた2週間の期間が一番多く最終日直前の14日土曜日に最高の2950人が来館して居ますので招待券効果であった事が伺われます。

この部分はまだ解明出来ない謎があり、ご覧の企画展では来場者数と収入額のから客単価が分かり、1日平均約900円台の客単価ですが、16日以降の企画展が無い日は1日平均300円台に激減しています。

余り企画展を乱用し過ぎるとこれも限界効用逓減の法則でその効果は無くなりますので時間の問題で火の車状態に至る事が予想されます。

それは、客単価と年間来場者数を掛ければ全体の年間売上額が推計出来ます。

新聞報道では13万人とありますので客単価を仮に700円と想定すると9千100万円程度に過ぎず、墨田区は想定20万人だとすると今後客単価が落ちる事が上記のグラフの傾向ら分かりますので仮に500円とすると僅か売り上げは1億円程度に過ぎない事が試算されます。

開館当初でこの有様ですからお先が真っ暗と言うのが現実です。

その為、寄付を集める事に必死にならざるを得ませんし、官僚利権が支配する施設に善意の寄付が集まるとは思えませんので、多額の税金をばら撒きながら寄付をさせると言う方法が行われる事を予想されます。

やはり区民の皆様の監視の目が必要ですので、墨田区の公契約等に関する情報をお寄せ下さい。

20170305-3.jpgご覧のものは2月22日の読売新聞の記事ですが、すみだ北斎美術館がさも盛況であるかの報道がされています。

これは年間目標が20万人と言う控えめな目標に対して来館者13万人を超えた程度の話で、北斎美術館の損益分岐点は年間36万人以上の来館者が無ければ赤字と言う事を記者が知らずに書いたのか意図的に書かれたのかはわかりません。

20170305-2.jpgこれは区民の皆様からの税金で行われる北斎基金事業費のうちの寄付キャンペーンに使われる経費の推移ですが、年間約8千万円使われており、結果的に我々の税金がキャンペーに使われふるさと納税に代わるだけに過ぎません。

墨田区は、ふる里納税に伴う減収は昨年度で約4億円と言われ、寄付キャンペーンで8千万円が使われますので総額で約5億円がふる里納税絡みで消えて居る事がわかります。

つまり北斎美術館はこれまで私が指摘して来ましたが年間5億円の税金が消え、天下り法人だけが恩恵を受ける施設である事が次第に明らかになると思います。


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