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吾妻橋二丁目に出現したホテル計画は客室が僅か12.22平米の粗悪な安宿!第4話 [粗悪な不動産デベロッパーを追う!]

20170114-3.jpg昨日に引続き吾妻橋二丁目に出現したホテルとは名ばかりの1部屋約12.22平米しかない粗悪な安宿計画の内容を検証してみましょう。

ご覧の図は、ホテルとは名ばかりの建物の一階平面図です。

図面を読み取りますと建物の入り口には奥行2メートル程のポーチと呼ばれる玄関前の空間があります。

玄関から入ると風除室と呼ばれる外気の流入や風の吹きつけを緩和する目的で建物の玄関に設けられた小部屋があり奥に進むと小さなロビーとフロントのカウンターがあり、その前にはエレベターが一基あります。

奥には狭い事務室があり、一階の外周は外廊下になっています。

更に北側には、バイク置き場が2台分と車2台分の駐車場がありがありますが駐輪場はありません。

ここに粗悪なデベロッパーの隠された意図が伺われ、それは共同住宅にしますと、墨田区には墨田区集合住宅条例があり40平米未満の住戸(室)1住戸(室)につき1台以上の自転車置場の設置義務があります。

つまり、この計画では50室の部屋が作られますし、事務室やロビーを入れますと51.5台分の駐輪場を設置しなければならず、1階部分の約3分の2程度の広さの駐輪場が必要になります。

これを回避したい為に、脱法的な方法で共同住宅では無くホテルとして建ててしまおうとしている事が伺われます。

デベロッパーはホテルと言っておりますが、建物内容を旅館業法に照らし合せて見ますと同法の規定ではホテルには該当せず旅館業に該当する可能性がある程度です。

この建てもにはごみ置き場が無く、50室の部屋から毎日出される大量のゴミは何処に置かれるのでしょうか。

最近の外国人観光客の状況を見ますと外食は殆どせず、コンビニやマイバスケット等で弁当やお持ち帰りすしを買って部屋等で食べて居ますので、大量の弁当のパッケージが毎日捨てられる事が予想されます。

更に、航空機に手荷物で預ける場合1人20キロ程度しか預けられませんから、お土産用に購入した製品のパッケージを外しそれを捨てて帰る為にごみの量もかなり多くなる事が予想されます。

こうしたゴミが公道に捨てられたり、収集車が来るまで放置される恐れがあります。

事実部屋の狭い上安宿ですから、長期滞在しても月額でもウイークリーマンション程度の料金ですから、住み着いてしまう方も予想され、こうした人達が自転車を付近の道路や歩道等に放置してしまう可能性があります。


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