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PTAを廃止した東京都杉並区和田中学校から学ぶ!保護者ではなく当時の校長だった! [子育て]

27Apr2022-1.jpg2003年に藤原和博が都内公立中学校で初となる民間人校長に就任すると「私立校を超えた公立校」を目指し大規模な学校改革が実施され、補習の充実や習熟度別授業、少人数授業の導入、「よのなか科」の新設、PTAの廃止などを行ない全国的な注目を集めた東京都杉並区和田中学校。(写真出典:Wikipedia)


本日の当ブログは「PTAを廃止した東京都杉並区和田中学校から学ぶ!保護者ではなく当時の校長だった!」をお送り致します。


結論から申し上げますと、東京都杉並区和田中学校では、学校側の代表である「校長先生」が、PTAを廃止すべく先導した画期的事例で、校長の能力次第で学校は変えられる事を示しています。


同校では、夜スペを始めてから当校に入学を希望する者が学区内外から大幅に増えており、「公立中の成功例」として伝えられています。


藤原和博校長に就任するや否や、様々な改革を断行されます。


有名なのが、学習塾と提携を結んで有料で補習授業を行った「夜スペ」、世の中で生きていく上で役立つ知恵、生涯使えることを教えることを目的とした「よのなか科」という科目の設置です。


これは、学力不足の生徒に対する無料の補習と成績上位者を対象に大手進学塾サピックスより講師を派遣してもらい1万円~2万円の有料の補修が行われ生徒の学力は格段に向上しました。


藤原校長は2003年4月に和田中学の校長に就任しますが、元々先生ではなく、なんと民間企業のリクルート社の社員でした。


21世紀に入ってから、民間企業での経験を活かして学校運営をしてもらおうと、民間出身の校長先生を据えるという動きが活発化し、藤原氏もその一環として教育界に入ったのです。


藤原校長は2008年3月まで務め、その最後の仕上げとして行ったのが「2008年度からPTAを同中学が設置した地域本部の一部門にする」というものでした。


PTA会長を廃止し、強制PTA、人権侵害PTAのシンボル、PTA協議会・連合会、それらの全国組織で、事実上腐りきった、文部官僚の天下り法人の日本PTA全国協議会から脱退し、事実上のPTA廃止しました。


学校の教育活動を支援するために設置された機関として「地域本部」を設置し、組織形態としては地域本部本部長を頂点に、副本部長がいて、会計、庶務、広報、保護者会といったその指揮下に入る各部門が設置されるものです。


PTAの問題である保護者だけが強制的に駆り出される従来のPTAを取り払い、保護者と教職員が役員やら委員会やらを担当するのですが、地域本部はその名の通り、地域住民を中心として登録された40名ほどの「学校支援ボランティア」が日々活動する方式に変えたのです。


その結果、役員決めなどの重苦しい会議の場に保護者が強制的に呼ばれるようなこともありません。そもそも、子供の学校教育活動をサポートするのは、仕事や子育てで忙しい保護者である必要はなさそうです。


定年前は先生をしていた高齢者の方やボランティア活動に熱心な意欲のある大学生といった人たちは、一介のサラリーマンや主婦である保護者よりも、よっぽど経験と能力、そして時間があるからです。


その社会資源を使った方がはるかに良いものになるのではないでしょうか。


横川小学校PTAを廃止して良い組織に作り変えるには、父兄の皆様がPTA会費を支払わない事で、改革を迫る必要がございますので、ご協力をお願い致します。

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