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熱海土石流災害行政の怠慢の可能性!その2 乱開発を止められなかった行政の責任! [各種問題]

06Jul2021-1.jpg昨日の当ブログ記事のGoogleアースの衛生写真を基に発生前の現場と特定した場所では無く、更に上側の盛り土された部分である事が分かりましたので昨日の記事の一部を訂正させていただきます。


画面いちばん左上の赤い矢印の部分が崩落の最初に起こった場所で、この場所は元々神奈川県の不動産開発業者が、行政に開発申請をしたが、許可されないまま、5万立方メートル及ぶ残土などの盛り土が行政側の指示に従ず強行されたそうです。


その後、この場所は別な業者に転売され、その業者は行政の指導に従い、階段状の土留めをしたそうですが、肝心の水抜き用のパイプを設置していませんでした。


この地域の地層は近くの富士山などの火山の噴火で噴出された溶岩弾などが堆積した場所で、付近に降り注いだ雨が、水はけの良い溶岩弾の隙間を通り、埋め立てられた谷から水が流れる逢初川の源流であった事が分かります。


この降り注いだ雨水の出口を残土で埋め、水抜き用のパオプを設置せずに盛り土で塞いでしまった為に、水がせき止められ、土留めがこの水の重さに耐えられず崩落してしまった可能性があります。


この土石流災害の最大の原因は、人災で乱開発した業者とこれを止めさせなかった行政の責任と言わざるを得ません。


また、上の写真の土が露出している部分も乱開発で、この部分には現在ソーラーパネルが置かれていますから、ここに降り注いだ豪雨が、再び土砂災害を起こす可能性が考えられます。


この開発も行政が止められない又は、許可しているとなると行政の責任は避けられそうもありません。


今回は、正確な数が把握されていませんが、多くの方の生命と財産が失われ、重い怪我や心的外傷を受けた皆様の苦悩は大変なものと感じざるを得ません。


この原因は悪質な開発業者と行政の監督責任が問われるものと予想致します。


我が国は、国土の大部分が高低差の高い山部がありますので、安易な樹木の伐採や開発は危険である事を改めて認識し、危険個所を再度洗い出す必要があるのではないでしょうか。

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