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予測的中!天下り利権が巨額損失か!東京都のリバーセンター構想!長期休業状態! [新型肺炎コロナウイルスと世界恐慌]

14Feb2021-1.jpg東京都が進める「両国リバーセンタープロジェクト」で完成したホテルや船着場へ向通路やショッピングモールはご覧の誰も居ない廃墟同様の有様で鬼城と化していましした。


ご覧の写真の場所は両国の墨田区と東京都の公有地を利用してビルを建ててその大部分をホテルに貸し出し、結果的に東京都の天下り官僚等がその家賃の恩恵を受けるものと見られます。


墨田区の両国子育てひろばと東京都水辺ラインのチケット売り場だった公有地を月額525万円(内墨田区部分は月額4,206,326円、東京都の部分は月額1,043,674円)を借地として、墨田区と東京都の公有地をヒューリック株式会社に貸し出し、同社が定期借地契約で建物を建てて貸出すと言うビジネススキームです。


同社がビルを建てると、墨田区はその建物を賃貸する事になり月額4,128,840円の家賃を支払い、東京都もチケット売り場部分の家賃を月額1,023,840円家賃として同社に支払う事になります。


14Feb2021-3.jpgこれがそのスキームが書かれた文書ですが、墨田区も東京都も借地を貸し、今度は建物の賃料を支払うのですから、その差額は墨田区の場合、月額で77,486円に過ぎず、東京都の場合は、僅か月額19,834円にしかならず双方で月額地代は97,320円にしかなりません。


墨田区にとってどれ程の利益なるなるのでしょうか、区民を土地でしかも国技館前の駅近の一等地を安く貸している事は一目瞭然です。


本来は、この大分がホテルに貸出される予定でしたので、この付近は急激にホテルが増える事が予想されていたので、このビジネスモデルは危険であることを当ブログ2020年5月19日の「天下り利権が巨額損失か!東京都のリバーセンター構想!オリンピック特需が裏目」と言う記事で指摘させていただきました。


14Feb2021-2.jpgこれがこうして建設された建物で、ホテルはヒューリック株式会社直営のホテルですが、元々旧富士銀行(現在のみずほ銀行)の人達が設立した会社で、テナント業と2011年頃からホテル業を始めインバウンドブームでホテルのウエイト高めていました。


しかし、昨年1月から上陸した中共ウイルスの感染拡大で、インバウンド需要は壊滅的な打撃を受け、写真のホテルは昨年10月に開業したのですが、現在は休業中です。


恐らく大幅に事業計画との齟齬が生じているものと推測され、これまで、東京都が両国で行って来た土地信託では、信託収入と利息収入で推定59億円を稼ぎ出しましたが、東京都は、6億円の配当を受取りましたが、約30億1,500万円の借金が残る結果になりました。


つまり、東京都が行う事業はこうした土地信託事業は、基礎的なリサーチが杜撰で、ずる賢い信託銀行にまんまと騙されたのか、利益をすり替えたのか分かりませんが、その損出は我々の税金で支払われる結果になりました。


>今回の両国リバーセンタープロジェクトも、インバウンド需要は今後戻りそうもありませんので、巨額損失が出る事も予想されますので、一種のデリバティブ(金融派生商品)である可能性も含めて今後も追跡調査するつもりです。

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