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救急病院から長期療養型病院へ!治癒の可能性の無い患者だらけの酷い病院!第20話 [私はこうして起業した!40年で総資産5億円超に!]

09Nov2020-1.jpg夏が終わり秋がやって来ると転院の話が出て来ました。


そもそも救急病院ですから、軽症の患者さんは早く出されますが、重症患者は3ヶ月経つと健康保険の点数が減るので病院も経営的判断で退院又は転院させ必要がある様です。


その結果、長期療養型の病院に転院する事になりました。


転院すると、そこは高齢者ばかりで、脳梗塞などで寝たきりになった老人が、個人的に雇われている付き添い看護師が付きっ切りで夜も横に小さなベットを置いて介護されている方が結構いらっしゃいました。


リハビリ施設は充実していて、電気刺激、マッサージ、歩行訓練、階段訓練がなどがあり、私は、硬くなった体をマッサージでほぐし、その後ストレッチや足の指を動かす訓練をしました。


暫くしてこの病院の本質を知る事になります。


それは、お風呂に行く際に何も持たないで良いと言うので、車椅子で浴室に向かうと、行列していて自分で洗わせると時間がかかる為に、体を専門に洗う人が2名で1人の患者を同時に洗うのです。


まるで、ベルトコンベアーの流れ作業の様で、顔そりも2名の方が同時に剃り出すので、貧血が起きて気分が悪くなってしまいました。


お風呂に浸かるのも少しづつ移動しなが向う側に付くと体を拭く専門の方が居てさっと体を拭いておしまいでした。


最初に思ったことは、こんな所に自分の親を絶対に入れてはいけないと感じました。


しかし、長期療養型の病院は、保険の点数が低いのでこうした経営努力をしないとやって行けないのかも知れません、ここに健康保険行政の問題がありそうです。


本来使うべきお金を厚生官僚は使わずに、自分達の天下り施設のグリーンピア等に浪費していたのですから、行政をしっかり監視監督する必要があるのです。


こっそりと上の階に行ってみると、老人性痴呆ではいかいしている老人がいっぱいいらして、格子戸で仕切られた空間で歩きまわったり、這いまわる人がいました。


これが人生の終末がこれなら、自分の余命は20年ならこうならずに済むのかと、ある種の安堵が生まれました。


一刻も早くこの病院から退院する為にリハビリを頑張りました。


次回の第21話は、「逆境を乗り越える!大量の偉人伝を読破して分かる!絶望こそ逆境を乗り越える知恵!」をお送りします。

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