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業況調査からわかる余りにも酷い墨田区の産業政策!その1 産業の空洞化の原因! [墨田区の産業経済動向]

10Nov2019-1.jpg墨田区は大昔はモノづくりの街でしたが近年の製造業の落ち込みは深刻で、上の東京都平均の業況との乖離が3倍近くに広がっており、山本区長の無策ぶりがこうした業況にも現れています。


この酷い状況は東京都平均でもゼロライン以下の水面下ですが、墨田区は既に深海に居る様なもので、この状態が長期化しますと製造業は消滅する危険が避けられません。


先日製造業の方とお話しする機会がございましたが、事業継承者がおらず自分が働ける内は続けるつもりがだ働けなくなったら廃業するつもである事を話されショックを受けました。


これも日本の政治がアメリカの外圧に押されっ放しで、プラザ合意で1ドルの価値が240円から1年後には120円まで円高にされた結果、500万円で輸出出来た自動車が翌年には1台が250万円でしか売れなくなりました。


これでは赤字になってしまいますので工場が円高の影響を受けない海外に移転せざる得なくなり、我が国の産業の空洞化はこうして発生しました。


当時こうなる事は経済人なら予想していたのですが、こうした動きを推進したのは経団連や商工会議所などが海外視察と称して中小企業の経営者をツアー旅行気分で連れて行きチャイナ等に投資させた事を忘れてはなりません。


この時期にアメリカは我が国を弱体化させ支配する方向に舵を切ったのは、1980年に第40代大統領に就任したロナルド・ウィルソン・レーガン(Ronald Wilson Reagan)1980年に大統領です。


1期目は、アメリカ経済の回復を政策目標に掲げ、レーガノミックスと呼ばれる大幅減税と積極的財政政策を実施し、経済の回復をさせましたが、財政と貿易の双子の赤字をもたらし、その原因は日本の貿易黒字に矢の矛先が向かいます。


1985年9月22日に行われたプラザ合意(Plaza Accord)は、先進5か国 (G5) 蔵相・中央銀行総裁会議と呼ばれ、会議に出席された方は、西ドイツ財務相のゲルハルト・シュトルテンベルク、フランス経済財政相のピエール・ベレゴヴォワ、アメリカ財務長官のジェイムズ・ベイカー、イギリス蔵相のナイジェル・ローソン、日本からは竹下登蔵相でした。


この我が国の運命が掛ったプラザ合意は、わずか20分程で合意に至る形式的なものだったそうで、日本の竹下登蔵相の無能ぶりが我が国の製造業を衰退させ国力も、人口も減少させる原因を作った事を忘れてはなりません。


その後竹下登蔵相はリクルート・コスモス株の譲渡を受けていた事が発覚します。


我が国の将来の事など全く考えず私服を肥やす事をした輩が、日本の勲章の最高位である大勲位菊花章頸飾に次ぐ大勲位菊花大綬章勲章を授与されのですから日本の叙勲は我が国を弱体化させた者に与えられるのでしょうか。


こうした歴史は物事のターニングポイントですから必ず覚えていた方がよく、今後似たような事象が起きた場合の判断基準として頭の中に入れておく必要があります。


本当に重要な事は、わずか20分程で決まってしまう事を忘れてはなりません。

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