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新シリーズ!貧富の格差と階級社会はこうして作られる第6話 政府が国民の富を搾取 [貧富の格差と階級社会はこうして作られる]

13Oct2019-1.jpg今日は貧富の格差と階級社会はこうして作られる第6話をお送り致します、このシリーズをご覧いただいた方から大変面白いと評価をいただきありがとうございます。


私の専門の国際金融と言う立場から現在の日本政府・自民党など政党政治が如何に国民を騙して来たかを皆さんに知っていただきたいと願います。


これまで我々国民は政府からの搾取の歴史である事を自覚し、政府の思惑を見抜きその裏を掻いてしまえばこれから始まる階級社会で優位に立てる筈です。


上のグラフはか2016年に米金融情報通信社Bloombergが作成したもので金価格における主要国の通貨価値の変化を1900年から2010年までをグラフにしたもので日本の通貨円は赤紫色の線で描かれています。


これをご覧になりますと我が国の通貨が金価格と比較しますと1950年からずっと価値はほぼ0である事が分かると思います。


しかし、このグラフだけではわからないところがありますので下記の別のグラフを見つけました。


13Oct2019-2.jpgこのグラフはBloombergの資料を基にグローバル金融機関であるピクテ投信投資顧問が日本銀行の資料などを基に作成しなおしたものもです。


このグラフの方が分かり易く性格なのでこれで説明しますと、日本円1万円の本当の価値をここから計算出来ます。


10月11日現在の金1グラム当たりの価格は5,643円ですから(5,643÷100)×5.21=294円しか無い事が分かります。


何故こらだけ日本の通貨円の価値が下がっているのでしょうか。


そこで下のグラフをご覧ください。


13Oct2019-3.jpgこれは日本の通貨の供給量を示すマネタリーベースの推移をグラフにしたものですが2013年のアベノミクス以降急激に日本の円通貨の供給量は増え続け相対的に通貨の価値は下がっている筈です。


通貨の価値が下がればインフレになる筈ですがインフレにならないのは、本来、国民に還元されるべきお金が搾取されているからです。


小泉純一郎政権で郵政民営化が行われ、これまでJP郵便局が国債を買っていましたが、JPが一般の銀行と同じにされ国債が買えなくなり、その国債は今では日銀が買う様になりました。


つまり大量の国債を発行し借金をしても日銀が買い取る為に政府内部の勘定科目が変わるだけで、実際の現金は流通しませんから物価が上がる筈は無いのです。


結論から言うと日銀が買い取る事で物価に影響を与えず相対的に日本の通貨円の相対的に価値は下がり続けていますが、実際に出回るお金が増えない為にデフレのままで、物価や勤労者の給与が増えない為に見えて来ないだけです。


13Oct2019-4.jpgこのグラフは2019年現在の金融機関等が国債を買い取っている割合ですが、日本銀行が46.5パーセントと既に半分近く買ってしまっている事を示しています。


時間の問題で日銀が買い取れなくなりますとインフレに向かう可能性があります。


こうした背景から、皆さんの現金や預金などの金融資産が知らない間に政府の借金で薄められ、実質的には見えない形で搾取されているです。


このカラクリを知る方と知らない方の格差は開く一方で、一生懸命預金しても搾取される割合が多いので時間の問題で貧困に陥ります。


分かり易く言い換えますと現金でお金を貯めている間に政府が借金しまくる為に相対的に通貨の価値が下がってしまい物や不動産の価格の方が上がってしまうのです。


これを乗り切る方法は第7話で解説致します。

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