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新シリーズ!貧富の格差と階級社会はこうして作られる第5話 地頭の良い人が優位に [貧富の格差と階級社会はこうして作られる]

11Oct2019-1.jpg新シリーズ!貧富の格差と階級社会はこうして作られる第5話は地頭の良い人が優位に立ってしまう事を取上げてみましょう。


先ず地頭(じあたま)考察力や判断力などに優れ、自ら考え抜く能力を持っている人で、難関の名門校を出ても大企業等で出世出来ない人やその激しい競争社会で精神的に参ってしまう方を見て来ました。


激しい競争社会では難関の名門校を出た事は就職試験では有利になるかも知れませんが、常に結果を求められますので地頭と精神力、体力がある方が結果を出し易くなり、所謂体育会系と呼ばれる人達の牙城となる傾向があります。


若い頃機械の設計会社を経営していた事がありますが、例えば上の写真の様な自動機を設計させる為に技術系の大学を卒業された方を採用しても直ぐに設計出来てしまう方と、いくら指導し時間を与えても無理な方がいる事を知りました。


この差は何処から出るのか、大学は出て居なくても簡単にやってしまう方もいて私の結論は地頭の良い方がいてこうした方が結果を出し易いし、将来独立して成功する可能性が高い事が分かりました。


機械の設計では、必ず機械の取り扱い説明書を作りますが、これも相手に分かり易く作らなければ意味がありませんし、相手が理解出来なければ現場に呼び出され説明しなければならず時間のロスになります。


最近、電気製品などの取り扱い説明書を見ますと分かり難いものが多いのは、書いた本人が製品について理解していないか、どんな方が使うの把握できていない可能性があります。


地頭が良い人を見分けるには、どのような事柄においても理解力が高いという特徴があり、言葉や文章の読解力に優れているため、人に説明をするのが上手ですからこれを見抜けば優秀な人材を確保できます。


国際金融の世界ではディスプレー上に流れて来るニュース等に反応して相場が大きく動く事がありますが、こうしたニュースもその本質を見抜き他人の意見や噂話に流されず的確な判断が求められます。


この世界では、物事を表面だけで判断せず、必ず自分の頭と目で確かめてから判断し物事の本質を見抜くことが本能的に出来る所謂地頭が良い方が結果を出せます。


また、こうした人ほど新しい情報が入ってくると、すぐに内容を正確に理解でき、次にどのような変化やメリットが生じるかを推測し次の行動に動けるものです。


現在の様にほとんどの方が大学に行く時代では、採用する側が優れていればこの地頭の良さを見抜こうとする筈です。


これからの時代は格差社会が更に進むと見られますので貧富の差は最終的には地頭の良さが決め手になる可能性があります。


詰め込み教育で知識ばかりあっても、その知識が邪魔をしてスピード感や対応力が無ければ意味がありません。


逆に地頭が悪い人は、何故か話が長くポイントを突いた簡潔な話が出来ません。


こんな方を企業が採用してしまうと会議など全ての時間が長引き、働き方改革で限られた労働時間で内で結果をだせませんと企業が赤字経営に陥りますので、こんな社員はどんどん切られてしまいます。


これから進む超格差社会では地頭社会になると見られ、地頭の良い人は地頭の良い人を求めますので格差が開く事はグローバル化が進むほど大きくなってしまいます。


地頭の鍛える方法もあるそうですが、才能に関わるものですから努力でカバーできるのかどうかはわかりません。


長い人生では、地頭の良い人は更に上に行ってしまうので、単なる努力ではスピードから追いつけない可能性がありますが、努力しない人よりも上になる事は確かです。


最も有効な方法は地頭の良い人の部下やお友達になる事で出来るだけ真似られる事は真似、思考パターンなどを観察してそれをいただいてしまう方法が現実的かも知れません。


最悪なのが地頭の良い人がいないか、少ない組織や群れの中に居る事で、入り込むと抜けられなくなり気付いた時には定年でリタイヤさせられ、働こうにも年齢制限で仕事も無く細々と年金状態になってしまいます。

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