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マッキンゼーが指摘する「不吉な兆候」繰り返されるアジア債務危機は何か? [日本のマスコミが報じない世界のニュース]

20Aug2019-1.jpgご覧グラフは20日にグローバルコンサルティング会社マッキンゼーが公表したアジア太平洋11か国の23,000社を超える企業のバランスシートを調査し、アジアのほとんどの企業が債務返済において「重大なストレス」に直面していることを発見したとすご覧の諸国の企利子率が1.5%未満の企業の長期債務の割合です(出典:McKinsey)。


ここで指摘されているインタレスト・カバレッジ・レシオ(interest coverage ratio)とは、どの程度余裕を持って営業利益で借入金の利息をまかなえているかを示す指標です。


インタレスト(支払利息)をカバレッジ(カバーできている)レシオ(割合)という意味で計算式は、営業利益÷支払利息=インタレスト・カバレッジ・レシオとなります。


厳密に計算しますと(営業利益+受取利息+受取配当)÷(支払利息+割引料)=インタレスト・カバレッジ・レシオとなります。


インタレストカバレッジレシオは10倍以上が理想とされ、1倍以下の会計期間が数期続くと銀行から追加で借入をすることが困難なクレジットラインを超える事になります。


一般的には2~3倍くらいが標準とされ、20倍以上あれば超優良だと判断されます。


上のグラフから1.5倍以下の危ないレベルの企業の割合が示されていますが、特に危険なのはインド、チャイナ、インドネシアである事が分かり、この辺からアジアの債務危機が発生する恐れがあります。


くれぐれもこうした国と取引されている会社の方や今後投資や貸出をしようとされている方ご注意下さい。

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