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墨田区の歴史的文化財向島の花柳界を知ろう!お遊び事には「粋」が大切です! [日本文化]

07Jun2019-2.jpg毎年恒例になりました向島の伝統文化である花柳界を学ぶ会が行われ、区内外の経営者の方などが集まりました。


簡単に言いますと単なるお座敷遊びですが、実は本当の贅沢な遊びで芸者さんの芸を鑑賞するにもその背景にある日頃の芸の稽古、高価なきものの着方や立ち居ふるまい、洗練された食事やお酒に至るまでそれぞれの職人さんの努力の賜物である事に気付きます。


こうした事が分かって来ますと次第に「粋」と言う意味が肌で感じられる様になり、こうしたお遊び事を上手に楽しむ事が出来るものです。


昔から花柳界では「一元様お断り」と言う言葉がございますが、その理由は「粋」が分からない方では、心を込めたおもてなしが分からない為に、返って気分を害されて不満を言われては茶屋の評判を落としかねないからではないでしょうか。


本当に良いおもてなしをするには、それ相応のコストがかかっていますから、それが分からない方が来られますと逆にお互いがマイナスになるからです。


正しい茶屋の行き方は、やはりその茶屋の常連さんと一緒に連れて行って貰いなが遊び方を学ぶ同時にどの位費用がかかるかを把握する必要がございます。


正直申し上げてその費用は高い事は言うまでも無く、余り入れあげてしまいますと財産が吹き飛んでしまう恐ろしさもあるので人間的に節度ある遊び方が出来ませんと身を滅ぼす危険があります。


その一方で良く聞くのが、こうした場所で遊べる様になる為に一生懸命仕事をして稼ぐ努力をした結果大物経営者になられた方も意外に多い事を私は知っています。


あるビリオネアの方は、先輩経営者が自分の生き付けの店やゴルフ場に芸者さんを呼ぶ姿を見て、「俺もこうなりたい」と思い一生懸命仕事をされ、現在ではそれを実現されています。


これが本当は正しい遊び方なのかも知れません。


もう一つが、取引先の接待で最近は激減してしまった様ですが、接待上手は特にグローバル社会においても最も有効だと私は感じます。


それは私が身を持って経験しているから、私が外資系の金融機関に入れたのも接待が上手そうだと目を付けられ採用されました。


当時扱っていたのが金利で、これはどこを使っても同じですから、気の利いた接待をする人の所に仕事が発注されるので毎晩接待で飲み歩く訳です。


相手も遊び慣れていますのでより楽しく親密になれる接待を常にやれる様に努力しなければなりません。


それには、自分で遊び場を開拓する必要がございます。


そうした費用は自腹で支払わなくてはなりませんが、その分仕事で稼ぐ事で当時は元が取れました。


こうした接待の場では花柳界は、正に接待のプロばかりですし、銀座なども高級クラブも接待のプロですから、余り親しい関係になれていない取引先などを接待するには失敗が少なく新たな関係を作りやすい事は言うまでもありません。


本当に良いおもてなしが出来ますと、その楽しいひと時が余韻となって心に残るもので、また会いましょうと言う人と人との繋がりが生まれます。


不思議な事にこうした場所に行くことが出来るようになりますと、あなた自身もそして周りの人達もステータスが高い事に気付く筈です。

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