東京都動物の殺処分ゼロを達成!終生飼養の普及啓発や地域猫、里親対策が効果! [ニュース]
東京都では、「2020年に向けた実行プラン」において、平成31年度に動物の殺処分をゼロにする目標を掲げ、動物の引取数減少や新たな飼い主への譲渡機会の拡大に向けた様々な取組を推進してまいりました。
このたび、目標を達成しましたので、お知らせします。
ちなみにその前はと言うとご覧の通りです。
犬については既に平成28年度には達成されていましたが、猫については平成30年度でやっと達成された事が分かります。
猫は繁殖数が多く地域猫に対する避妊手術を進めながら地域における飼い主のいない猫対策の推進して来た成果が上がった様です。
地域猫で避妊手術をされた猫には耳にV字型の切欠きマークがあるので直ぐに見分けが付きますし、動物病院などで避妊手術の公費助成制度の啓発が行われて来ました。
また、里親を見つけるボランティアの皆さんの活動も素晴らしく、猫を保護するだけではなく猫白血病などの伝染病の検査をして伝染病の猫を増やさない工夫をされています。
こうした多くの皆さんのお力で達成できたと思います。
ペットブームに流されペットを買ってしまうのでは無く、ペットの寿命を全うさせるまでご自身で管理出来るのかを考えると共に命のあるものを飼うと言う責任が必要です。
ペット店では外来種の動物を扱う店もございますが、こうした外来種は大きくなると凶暴になり飼い切れなくなって野山に捨ててしまいますと外来種が増えて自然の生態系が破壊され農業被害も増えていますので絶対に自然に放す事はしてはなりません。
一度増えてしまった外来種を捕獲する事は非常に困難ですし、一度自然の生態系が破壊され種によっては絶滅してしまいますとこれを復活させる事は困難です。
動物を飼われる方は住宅環境やアレルギー、経済状況や近隣との関係等を考慮して計画的に飼育できるのかかも考えて飼いましょう。
また、カメやオオム等の爬虫類や鳥類は50年以上長生きしますのでご自身の年齢も考えて飼う必要があります。
ペットは飼い主に忠実で癒しを与えてくれますが、捨てられてしまいますと地獄の運命を歩ませてしまいますので、飼い主の責任が問われます。