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地域子ども文教員会調査報告!米原市給付型奨学金制度についての調査! [墨田区議会]

06Oct2018-1.jpg4日地域子ども文教員会調査についてご報告致しますと、米原市を訪問し全国的に見ても先進的な施策である給付型奨学金制度について調査いたしました。


この制度は、近頃奨学金を貰い大学を卒業した若者が、正社員になれず安定した収入が得られない等の理由で奨学金が返済できないケースが増えている為に返済の必要が無い給付型奨学金制度について調査研究する為です。


06Oct2018-3.jpgこの制度は米原市では今年から始まった制度ですのでまだ結果が出て居ませんので、本当に効果があるかは疑問です。


同市の目標とするものは、市内に定住してもらいその人達が地域で活躍していただく為の先行投資と言う意味合いが強い様です。


更に、市長選挙の時の目玉公約として推進して来た事もあり、議会で賛否が分かれたそうです。 


06Oct2018-2.jpgその事業概要がこれで1人月額3万円、年間36万円を4年間合計14万円を給付するものです。


給付を受けるには世帯年収が400万円以下である事や卒業後同市に定住する事が条件になっています。


内容を詳しく知れば知るほど単なるばら撒きに過ぎないと言う感触があり、郷土の為の人材育成なら郷土を愛し郷土に定着する可能性の高い家庭で育つ子供を対象にすべきで世帯年収よりもこちらを優先すべきだと感じました。


特に地域医療で必要な医師や看護師を対象にしたり、地域に定着し地域活動に貢献できる自営業者と成り得る人材を支援すべきだと私は思いました。


現在はグローバルリズムの影響で勤労者層の収入が減少しており、大学を出ただけでは企業が正社員として採用したいと思う様な人材となり得ていないのです。


分かり易く言いますと結果の出せる人材でないとグローバルリストの中に入ったり留まる事は出来ませんし、激しい競争社会ですので打たれ強い人間でないと生き抜けません。


それよりも地域で活躍し地域を守れる人材に投資すべきだと思います。


例えばご先祖からのお墓を大切にする家庭ならそのお墓の為に市内に留まる可能性が高く、例え他に転出しても老後に戻って来る可能性は高い筈です。


この事中小企業の人材確保と似て居て、余り優秀な人材は他社にスカウトされたり転職し易い為に、会社に長く留まって貰える人並みの能力と勤勉さのある人材を確保しようとするのと似て居るのではないでしょうか。

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