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商品相場から分かる世界経済の変化!木材価格の上昇から推測されるインフレの予感! [世界経済と日本]

20180123-1.jpgこれはニューヨーク商品取引所(COMEX)の木材価格の推移を月足で描いたものですが、最近急激に木材価格が上昇しているのです。


20180123-2.jpg更にこの木材の取引価格の推移を過去40年間に遡ってグラフを作成しますと、ご覧の通りのバブル全盛期並み処かこれを超えそうな勢いで上昇しています。


木材の約7割は住宅用に使われますから、今後住宅の価格が上昇する事が予想され、また国内の林業が元気を取り戻すかも知れません。


アメリカでは物価圧力に上昇の兆しが見られる中、米金融当局者の一部は2%の当局目標を上回るインフレ高進を容認する意向を表明しており、こうした背景から日本もアメリカに引きずられる形でインフレに向う事が予想されます。


物価指標として重視される個人消費支出(PCE)価格指数の中でも特に変動率の大きい食料品とエネルギーを除いたコア指数が11月に前月比1.5%上昇しています。


予想インフレ率が上昇の傾向を示している事から債券市場でも長期金利が上昇し始めています。


また、金価格、ダイヤモンドの価格も上昇傾向にあります。


こうした状況を考えますと日本経済もデフレから脱却しインフレに向かう事が予想されますが、過去のバブル期に起きた様な急激なインフレには現時点でならないと見られます。


しかし、アメリカ政府は目標を上回るインフレ高進を容認すると公言していますので、その影響次第ではどう変わるか分かりませんのでアメリカの動きをウオッチする必要があるのではないでしょうか。

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