国際金融革命が起こるフィンテック!超ハイテク金融工学時代がやって来る! [世界経済と日本]
経済産業省資料がまとめたフィンテック(FinTech)構成図ですが、明らかに金融システムが変わる事を示しています。
先ずフィンテック(FinTech)とは何かを解説致します。
つまり、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、PCやスマートフォン、人工知能(AI)、ビッグデーターなど、IT(情報技術)を活用した新たな金融サービスの総称と考えて下さい。
これが、国際金融革命を起こしつっある事は、先ず金融、証券、保険と言った縦割りの規制と言う垣根がテクノロジーで崩され、自由に資金情報を移動させたり組み合わせる事で柔軟かつ迅速合理的な資金運用が可能になのです。
最近の人口知能理論の発達は素晴らしく、膨大なビッグデーターをスーパーコンピューターで分析しなから統計的なデーターから様々なリスク管理をしようとするものです。
これまでは金融政策で政治的に物価を調整したり、経済政策として金融市場をコントロール出来ましたが、最近はアベノミクスを見ても、実際にはうまく行かない事を見ても金融政策だけでは制御出来なくなっています。
次に効果的なのが規制をしたり、規制を緩和すると言う方法が持ちいらられましたが、フィンテック時代にになりますのと規制すらすり抜けてしまいます。
最近、チャイナ共産党はフィンテック活用で急成長する融資市場の規制を強化しており、フィンテック融資を手掛ける企業を閉鎖させる事で取り締まりを強化しているのは、放置すれば経済統制が利かなくなる事を警戒しているからです。
その規模は1210億ドル(約13兆5900億円)に達しており放置出来なった為に管理し易くする為に数を制限する方向に向かっています。
フィンテックもまだ始まったばかりですから、先行きのリスクが多い分大儲けも出来れば大損もする危険性があり、サブプライムローンと同じ過ちが繰り返される恐れがあります。
ロボアドバイザー(資産運用を自動で行ってくれる自動資産運用サービス)は正しく計算していても、その計算の基となるリスクが正確なデーターに基づいたものなのかで運用成績は格段に変わります。
しかしながら、フィンテックは明日の経済成長を牽引してくれる可能性がありますので、目を離せませんし、金融アルゴリズム(自動売買システム)を徹底的に理解し、抜け目なく行動する事が求められます。
金融アルゴリズムはハリー・マックス・マーコウィッツ(Harry Max Markowitz)博士の「ポートフォリオ選択論―効率的な分散投資法」やウィリアム・シャープ博士の「資本資産価格モデル(Capital Asset Pricing Model)」をベースに作られていますので、興味のある方はこれらの本をお読みください。
しかしながら、こうした理論だけで儲けられる程甘い世界ではありませんので、ここ一番でリスクを取れる度胸やチャンスを逃さない鋭敏さとスピード、行動力が求められます。