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災害対策等調査特別委員会報告!江東5 区大規模水害の危険度!悲劇は江戸川区で! [墨田区議会]

20170801-1.jpg7月31日災害対策等調査特別委員会が開会されましたのでご報告致します。


ご覧の図は隅田川、荒川、江戸川等の大河川やその支川が流下しており、ほぼ全域が浸水想定区域に含まれていることから、河川洪水に対して高いリスクに晒されている事を示すずです。


臨海部のゼロメートル地帯では、東京湾の高潮により海岸堤防や河川堤防が決壊した場合、広範囲が深刻な浸水被害を受ける危険性がある事が指摘されています。


海抜ゼロメートル地帯に位置しており自然排水が望めないことから、排水施設が機能しない最悪の場合、広範囲において2週間以上に渡り浸水が継続する危険性がある事が指摘されています。


江東5区全体で258万人もの人口を擁しており、大規模な水害が発生した場合、膨大な浸水人口の発生が想定され、早い段階で大量の人々を避難させる必要があるのです。


20170801-2.jpg

大規模水害として、長雨などによる荒川の洪水と東京地方への伊勢湾台風級(中心気圧930hPa)以上の台風の襲来による東京湾の高潮が同時期に発生することによって、荒川の両岸を含む対象地域の広範囲に浸水被害が生じた事態を想定した浸水に伴う浸水深さを示す図です。


これによりますと江東5 区で大規模水害が発生した場合、危険度が最も高いのは江戸川区西部で紫色の部分は水深が5メートル以上に達し大部分が2メートルから5メートルの深さで水没してしまう事が予想されます。


その隣の葛飾区もほぼ全域が水没してしてしまい2メートルから5メート以上lの深さで2週間以上に渡り浸水が継続する危険性があることが分かります。


墨田区の場合は区の北部地域の大部分が2メートルから5メートルの深さで水没してしまう事が予想され、万一の場合の対策を講じる必要がある事がおわかりになると思います。


20170801-3.jpg江東5区で最も危険なのが江戸川区のご覧のシミュレーションによる避難者渋滞のイメー図です。


更に、深刻なのは広域避難は車の利用意向が高く、一時に膨大な避難交通が発生することが想定され大規模な交通渋滞の発生で避難する事が困難となります。


理想像の実現に向けた課題は次の通りです。


(ア) 早期段階における広域避難の判断が困難


大規模水害の発生を認識するための情報や体制がなく、早期段階における広域避難の判断が困難である。


(イ) 広域避難先の確保が不十分


各区が個別に避難協定を締結しているものの、避難者の規模に対して十分ではない、避難施設まで具体化されていない、協定締結先が一部重複しているなどの問題がある。


(ウ) 大規模な交通渋滞の発生


広域避難は車の利用意向が高く、一時に膨大な避難交通が発生することが想定される。加えて、渡河避難が必要となるため、橋梁部等がボトルネックとなることで、深刻な交通渋滞の発生が想定される。


(エ) 広域避難が困難な人の存在


要配慮者など、広域避難に際して特別な支援を要する人が存在する。また、広域避難先までの移動手段を持たない人も存在すると考えられる。


(オ) 区民の認識不足
水害に対する区民の意識は低く、広域避難の体制が整ったとしても適切な対応が行われないことが懸念される。

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