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長崎県五島市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略!人口減少問題の調査! [墨田区議会]

20170705-1.jpg一昨日に引続き「長崎県五島市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略」から学ぶべき事が多かったので、今日は人口減少問題について調査研究してみましょう。


大都市では人口が集中する傾向にあり、実際には高齢化や少子化が進んで居ても分かり難く、気付いた時には生産年齢人口が激減し手遅れとなりかねません。
そこで調査対象がある程度絞られる離島でその原因を分析し応用できるのではないかと考えました。
上の棒グラフは五島市の年齢3区分人口分布ですが、年少人口の激減が続いており、この減少が生産年齢人口をも押し下げ社会を支える人も減少させてしまう事が分かります。
それではこの原因は何かを分析してみましょう。
20170705-2.jpgこのグラフは人口が出産や死亡等の自然動態(オレンジ色のグラフ)によるものか、転入や転出に伴う社会動態(カラシ色のグラフ)を比較する事でその特性を読み取る事が出来ます。
ここから2009年までは転出による人口減と言う傾向から2010年には転出者減る一方で、少子化の影響で自然動態が逆転すると言う現象が起きています。
これは少子化が進み転出する人の割合が少子化の影響で減り、子供が増えない中で高齢者老衰等で死亡するというダブルパンチで人口全体が減って居る事が分かります。
20170705-3.jpgこのグラフは社会動態の中でも転入(紫色のグラフ)と転出(オレンジ色のグラフ)を比較したものです。
五島市の場合は全体的に転出が多いのですが、ある程度比例して転入者も入って来ている事が分かり、若い人達が転出してもある程度時間が経つと戻って来る島民が多い事を示しています。
この事はある程度本土を経験するとやはり故郷五島が住みやすく魅力的な場所である事を再認識して戻って来ることや、故郷としての魅力がある事を示唆しています。
20170705-4.jpgこれは出生率の変化を示すグラフで長崎県の平均と全国の平均がほぼ横ばいなのに対して五島市は急激に減り続けています。
つまりこの原因が五島市の人口減少に拍車をかけている原因がここにある事が予想されます。
20170705-5.jpgこれが五島市の20歳から39歳までの女性の推移ですが、この減り方と出生率の減少と大きな関連があり、どうやらここに五島市の人口減少の原因がありあそうです。
つまり出産が可能な女性の数が減ってしまうと人口が減少する傾向がある事が分かります。
20170705-6.jpgこれは五島市の未婚率(女性)と長崎県の未婚率(女性)比較ですが、五島市は20歳以上の全ての年齢で未婚率が低く結婚されている女性が多いが、全体として女性が少ない為に出生率が伸びない事が分かります。

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