SSブログ

密かに書き換えられた墨田区北斎館資料収集委員会設置要綱と同評価員要綱! [官僚利権とすみだ北斎美術館の研究]

20170425-1.jpg

20170425-2.jpgご覧の最初の文書は墨田区北斎館資料収集委員会設置要綱ですが、平成25年6月1日付で北斎館からすみだ北斎美術館に呼称が変わった事を理由に重要な文言まで役人の都合で書き換えられています。


特に重要な問題は第4条で、委員会開催の都度、学識経験を有する者のうちから区長が以来すると書き換えあられています。


その前に、学識経験者自体が葛飾北斎の研究者でない者や古美術品の価格や相場を全く知らない者だけでこれまで構成されて来ました。


その結果、全く学術的に価値の無い門人の作品や贋作の疑いの極めて強い肉筆が購入されてしまい、これらは収蔵庫に入れられ、誰も確認が出来ない状態で法律の時効が迎えるまで保管され、更に事実関係が露呈しない様に展示すらされていないものがございます。


密かに書き換えられた要綱は区長の権限が強められた上に委員会開催の都度資料収集委員が変わる事を意味し、無責任な委員が入り込める余地を作り出しています。


第6条では、「委員会は非公開とする」と定められており、外部からのチェックが出来ない様にした上で、密室裁量で高額な北斎資料が購入できる仕組みが作られています。


この事は、公的な美術館で公開が原則の資料(版画や肉筆)を購入するのに非公開とする背景には、相場よりも高く購入し予算を消化したり、利権を持つ人達に対する配慮や利益誘導に繋がる恐れがあります。


第9条には委員会の運営に必要な事項は、区民活動推進部長が別に定めるとあり、幹部職員の裁量で決められる事を示唆するもので、区民活動推進部は地域力支援部に名称が変わりその部長は北斎美術館開設担当参事だった鹿島田和宏部長です。


こうした人事の布陣から墨田区の思惑が読取れると思います。


20170425-3.jpg

20170425-4.jpgご覧の2つの要綱は墨田区北斎館資料評価員設置要綱が書き換えられすみだ北斎美術館資料評価員設置要綱にタイトルが変わりましたが、これも副区長から区長に書き換えられています。


この部分は、様々な思惑が隠されていると思われ、前山﨑昇区長は意外に小心者でしたのでヤバイ事は自分に及ばない様に万一の場合には副区長に責任を押し付けトカゲの尻尾切をする様に作られています。


今回副区長から区長に変わった背景には、所詮担がれているだけのお飾りにすぎない山本区長に万一の場合は全ての責任を取らせれば、現在の官僚の支配体制が維持できるように書き換えたものと思われます。


その為に区長に権限を集中させても担がれているだけの区長なら官僚の思い通りに使い、まずくなったら使い捨てれば良いと考えているのかも知れません。


最終的には、全ての責任を山本区長に押し付けて退陣させ、再び役人出身の区長を出して来るかも知れませんが、前山﨑昇区長時代に強力な独裁体制を取っていた為に優秀な人間は外され、腰ぎんちゃくだけで固めた結果その器のある人物が育っていません。


まるで、北朝鮮の人事とそっくりなのに驚くのは私だけでしょうか。


nice!(8) 
共通テーマ:ニュース

nice! 8

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。