てるみくらぶ破産の本当の理由は消費税!赤字経営企業は消費税倒産にご注意! [世界経済と日本]
格安海外旅行ツアーでファンの多いてるみくらぶの破産は大きな衝撃を与えていますが、その破産理由をマスコミは航空機の小型化で格安の空席が確保できなくなっていると言う報道をしています。
しかし、私はそれだけとは思えません。
この時期と言う観点から考えますと利幅が薄い企業が陥り易いのは消費税の延滞倒産で、消費税は現在8パーセントですがこの負担が命取りになる事が多いのです。
旅行業界は最近テロ事件が増える中で旅行者が激減しており激しい値引き競争で利幅が薄い中で、消費者が価格転嫁を容認するかと言うとそれは理想に過ぎません。
世界的な価格競争の海外旅行業界で消費税と言うコスト増を求める政策は、経済の原理を無視したもので、これがもたらすものは長い景気の低迷と格差社会を広げるだけではないでしょうか。
消費税は消費の頭を押さえてしまいますので長引く景気の低迷から抜け出さないのはこれが原因と言わざるを得ません。
また中小零細企業が多い我が国の現状を考えますと消費税は庶民の生活を破壊するばかりでは無く、産業全体の活力を削いでしまいます。