SSブログ

墨田区平成29年度予算案に見る「働き続けたいまち」の実現とは具体的に何か? [墨田区議会]

20170214-1.jpgご覧の墨田区平成29年度予算案に見る「働き続けたいまち」の実現とは具体的に何か調べてみましょう。

ここに掲げられて居る事は「ものづくりのまちすみだ」を次の世代につないでゆく施策とか区内中小企業の課題を解決する、商業振興の推進、女性の活躍推進、働きたい人が就労できる環境づくりと言う魅力的な言葉が並んでいます。

では実際にどの様な施策が行われるのでしょうか。

20170214-2.jpg墨田区平成29年度予算案のご覧の部分が具体的施策の部分ですのでこれ基に解説してみましょう。

目的は、「ものづくりを含む幅広い業種の区内企業を対象に、時代や企業ニーズに対応した新たな産業支援体制を構築する」と書かれています。

全体を詳しく見てみますと本当の目的が見えて来ました。

それは、左上のタイトルの部分にある「(仮称)すみだビジネスサポートセンターの開設」と言う部分をご覧ください。

つまり、これは区民の為の「働き続けたいまち」の実現では無く、天下りの人達が働き続けられる為の天下り先を作る施策であるのではないかと危惧せざるを得ません。

20170214-3.jpg(仮称)すみだビジネスサポートセンターの概要が書かれた部分をこの部分をご覧ください。

先ず上の部分をご覧ください。

いちばん左の四角い枠内には真っ先に産業支援課と経営支援課が来ている事に注目すべきで、一番最後に利用者が置かれている事にご注目ください。

つまり役人が主体であり利用者となる区民は最後ですし、実際は蚊帳の外に置かれるのいではないでしょうか。

具体的に産業支援課は、区内産業イメージアップ、次世代産業創出・育成、商業活性化などを行い、経営支援課は、ビジネス・モノづくり支援、事業継承、融資、人材育成、雇用促進、就労、勤労福祉などを行うとしされています。

つまりこれらの業務を(仮称)すみだビジネスサポートセンターに委託する形で外郭団体所謂天下り先を作りそこに委託する形になる事が読取れ、経費として運営費用〔59,000千円(運営委託経費)〕が支払われる仕組みです。

この金額はどの様に導かれたのか主管課に伺うと平成27年度の相談件数3000件から導き出されたそうです。

そうなると、相談件数1件当たりのコストは「運用費用÷3000=19666.6円」となり、1件当たり2万円近いコストになりますので、区民の皆様が納得の行く結果を出していただけるのか今後の問題になる事が予想されます。

その他〔3,739千円(事務経費等)〕については何処の事務経費とは、コピー機やCADシステムの等の借入や消耗品の予算だそうですが、これも独占的に受注している総合商社ベンキョードーがまた独占的に受注する恐れは否めません。

20170214-4.jpg更に分かりずらいのは、ご覧の計算式で、ビジネスコーディネート+ものづくりコーディネート=産業コーディネートとなる数式が書かれていますが、数学的にこの式を見ますと新たな結果が生み出されいませんから意味が不明です。

正解はビジネスコーディネート&ものづくりコーディネート=産業コーディネートと書くべきだと思います。

墨田区の産業施策の問題点は区内の企業経営者の皆さんから様々な問題点や指摘を受けており、中小企業の実態に即して居ない事が分かりましたのでこうした問題を予算特別委員会や産業都市委員会でしてして参ります。


nice!(8) 
共通テーマ:ニュース

nice! 8

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。