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企画総務委員会報告!文書等の保存年限問題!重要な文書が5年で廃棄!その1 [墨田区議会]

20161107-1.jpg6日企画総務委員会が開催されましたのでその概要をお知らせいたします。

ご覧の表は文書等の現行の保存年限の実情を示す表です。

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この文書保存年限の問題は、発端は私が議会等で指摘しています。

20161107-4.jpg墨田区の購入した北斎資料のピーター・モース・コレクション数が当時の新聞の記事では691点が里帰りしたと書かれて居ますが情報公開では442点しかない事が分かり、当時の契約書や契約時の目録の提出を求めたところ、文書の保存年限が過ぎたから廃棄したと言う回答があり、その問題を指摘しました。

20161107-5.jpgこれが情報公開で明らかにされたピーター・モース・コレクションの現在墨田区が保有しているとされる点数です。

新聞の記事にある691点から442点に減っており単純計算で249点が消えているのです。

そもそも、遺族がコレクションの散逸を防ぐ為に墨田区に一括譲渡した訳ですが、「諸国名橋奇覧 ゑちぜんふくゐの橋」「冨獄三十六景 小礫川雪ノ旦」「冨獄三十六景 山下白雨」等を含め10数点が墨田区の所蔵リストにはなぜか載っていません。

これらは非常に希少価値のあるもので1枚当たり数千万円はするもので、現在の評価額で総額2億円近い版画が消えているのは何故でしょうか。

「冨獄三十六景 小礫川雪ノ旦」「冨獄三十六景 山下白雨」は墨田区が別に購入して居ますが、保存の程度が悪かたったり後刷りと思われる版画を購入しています。

こうした問題を私は指摘致しましたが、当時の議会ではこの重要性が認識されませんでした。

今年になって、意匠性の高い建物であるすみだトリフォニーホールの大規模修繕の問題が出て来て当時の意匠設計に関する契約書を委員会で求めたところ5年の保存年限が過ぎて廃棄した事がわかり、保存年限の改正が必要である事に気付いた様です。


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