すみだリバーウオークの楽しみ方!鉄道ファンに見て欲しい東武鉄道の魅力! [生まれ変わる本所吾妻橋周辺の魅力]
子どもを遊びに連れて行き家の近くまで来ると、これまでは殆どこの信号で止められる事は無い程閑散とした場所がこの賑わいで驚きました。
その原因は、昨日の6月18日にオープンした東京ミズマチの一部開業とすみだリバーウオークが開業した為です。
それでは今日は、すみだリバーウオークの魅力についてご紹介いたします。
祝開通の生花5基のうち4基が鹿島建設からのものですから、今回の工事は鹿島建設が施工した事が伺われます。
これがすみだリバーウオークの東側の吾妻橋側から浅草方面を撮影したもので、何故そうなるのか分かりませんが、左側が浅草方面に向かう人が、右側が吾妻橋方向に向かう人に自然に分かれて通行していました。
ご覧の写真は、東武鉄道隅田川高架橋が1930年(昭和5年)竣工した事が分かりこの頃は、丁度今から90年前ですから。1929年~1931年まで続いた戦前の日本における最も深刻な経済恐慌である昭和恐慌の最中だった事が伺われます。
何故かこれから90年経った今は世界的なコロナウイルス感染拡大による世界的な大恐慌ですから、こうした恐慌は90年周期で起こるのかも知れません。
鉄道ファンに見て欲しい、ここでしか見る事が出来ない東武鉄道の魅力をご紹介しましょう。
先ず、この付近の高架橋は、今から90年も前のもので、1945年30月10日の東京大空襲で、現在の東京ミズマチの場所にあった墨田公園駅の駅舎は消失したもののこの高架橋は焼け残っていたのです。
この写真をご覧いただければ分かりますが、この鉄橋が作られた時代には溶接などが無く、リベット打ちされて作られ、線路の枕木も一つ一つ番号が付けれ、管理されている事が分かりますし、往来の人の安全の為に防犯カメラが各所に配置されています。
リベット打ちとは何かをご説明しますと、リベットはキノコの様な形をしていて、下の方では、リベットを必要な長さに切断し、それをコークス炉で焼く1200度、黄色になる位まで加熱します。
これを、鋲鋏で取り上の方に投げて、上では受け取り缶と呼ばれる三角すいを逆にした取っ手の付いたジョッキの様なもので職人芸とも言える方法で受け取り、それを穴に押し込みリベットハンマーで打ち加締めます。
こうした工法で作られた事を考えますと鉄骨構造物の面白さが分かるのと思います。
ご覧の写真は、普段見られない鉄道の枕木の下側で、上の小さい2っの矢印は鉄道のレールですが、良く見ると枕木に細かい工夫がされている事が分かります。
下の矢印の部分を拡大してみましょう。
上の矢印の部分の枕木の左側に細かい切込みが付いているのが分かり、シアタの矢印部分は下側が削り取られています。
これは何かというと、鉄橋の梁の間隔が多少ずれている事があるのでそのずれを現場で調整し易くする為に切込みが入れてあり、更に、レールを水平に保つ為に枕木と梁との隙間を調整する構造なっています。
下側の矢印の枕木の切り欠きは、将来ケーブル等を通す必要が生じた時にケーブルダクトを設置し易い様に開けられたものである事が形状から予想されます。
もしも、これを設計された当事者の方がご覧になって誤りであった場合はお知らせ下さい。
90年前の技術で作られた鉄橋と現代の最新技術作られた東京スカイツリーとのコントラスト同時に撮影出来る撮影ポイントはここです。
東武特急スペーシアも下から見られます、下のトゲの様なフェンスはこの辺りにはカモメが多く、カモメが止まらない様にして、カモメのフン害から守る為の様です。
浅草側から撮影しますと、左からすみだリバーウオーク、源森水門、墨田区役所、アサヒビール本社が入り、高角レンズを使えば吾妻橋まで入ると思います。
次回は東京ミズマチをご案内致します。