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遂に最も効率的な核融合発電の未来が開き始めた!レーザー核融合核融合の点火に成功! [ニュース]

21Dec2022-2.jpg米国の国立研究所の1つであるLawrence Livermore National Laboratory(LLNL)第13代ディレクターのKim Budil氏は2022年12月13日、米エネルギー省(DoE)主催の会見の場で歴史的な発表が行われました。(写真出典:MSNBC NEWS)


「LLNLのNational Ignition Facility(NIF)が約60年前に研究を始めたレーザー核融合の実験で、2022年12月5日に世界で初めて“核融合の点火”に成功し、しかも投入したレーザー光の約1.5倍のエネルギーを取り出すことに成功したからである。」


そこでレーザー核融合とは何か分かり易く解説致しますが、全てを解説する事は難解で理解できないと思われますので、要点だけご理解いただける様に致しました。


21Dec2022-4.jpgご覧のものは「hohlraum」と呼ばれる、燃料カプセルを収める筒で、燃料カプセルには、重水素(D)と三重水素(T:トリチウム)を直径2mm~3mmの球殻状に固め、周囲から強力なレーザーパルスを照射し、瞬間的に圧縮(爆縮)してDとTの核融合反応(D-T反応)を起こさせることを、レーザー核融合と言います。(写真出典:MSNBC NEWS)


21Dec2022-3.jpgこれがレーザー核融合を起こさせるフットボール場3個分のサイズと言われるNIFと呼ばれる巨大な装置で、この下にも同様の装置があり、巨大な192本の高出力レーザー設備から紫外線のレーザーパルスをターゲットチャンバーに集め、その中心に置いた長さ9.6mmの「hohlraum」(上の写真)と呼ばれる中空の筒の内部に同時に集中させます。(写真出典:MSNBC NEWS)


21Dec2022-2.jpgレーザーパルスが「hohlraum」の内壁にあたるとX線に変わり、それが燃料カプセルに照射されて爆縮が繰り返され、核融合反応が発生し、写真は初めて核融合の本格的な点火に成功した事を証明するものです。


これは人類が、極めて小さい太陽を手に入れた歴史的な瞬間です。


現在行われている原子力発電は、アインシュタインのエネルギー E が質量 m と等価であるという原理(E=mc2)により、わずかな質量が非常に大きなエネルギーに変わり、そのエネルギーを制御しながら利用する仕組みです。


これまでは、核分裂させてエネルギーを取り出すの大して、核を融合させる全く逆な方法でエネルギーを作り出す仕組みで、危険性も少なく処理に困る有害な放射能は殆ど放出せずクリーンなエネルギーを作り出す事が期待されます。


核融合を計算式で書きますと(E = Δm・C²)になります。


この技術は我が国を資源大国に出来る画期的な技術で、我が国を取り巻く海の海水には、重水(HDOまたはD2O)の形で含まれているからです。


また、それを取り出す技術も、2022年11月に京都大学アイセムス拠点長で教授の北川進氏の研究グループが多孔性材料を用いて重水を高効率に分離する技術を開発されています。


問題は、日本の政治で、財務官僚、自民党・公明党の自分達の利権しが考えない人達が、予算を出さず。


逆に、アメリカの言われるままに1960年代に設計された使えない時代遅れの武器を購入するお粗末な人達ですからこのチャンスも逃してしまうのではないでしょうか。

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