SSブログ

日銀短観3期連続の悪化から分かる日本経済の厳しい状況!消費税の増税は危険! [アメリカの圧力に屈する日本の政治が危ない!]

20Sep2018-1.jpg日本銀行は1日、9月の全国企業短期経済観測調査(日銀短観)を発表しましたが、三期連続悪化という日本経済が相変わらず厳しい状況にある事を示唆しています。


01Oct2018-1.jpgご覧の表は大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)ですが、過去の公表データーを比較しますと3期連続でマイナスとなり業況感が更に悪化した事が伺われます。


問題は来年の10月予定されている消費税が8%から10%に増税される問題で、個人事業者等が名目上の売上が増大し消費税課税業者へと引き上げられる事が予想されますので税負担は増えても売り上げ利益が下がる事が予想されます。


更に、政府の働き方改革でサラリーマン層の残業時間が減らされますので特にサラリーマン層の所得が減り、消費の低迷に拍車をかけそうです。


また政府は裁量労働制の導入やホワイトカラーエグゼンプション(white collar exemption)で規制を緩和する方針ですが、これも経団連などにとって都合が良い制度で働くサラリーマン層には目に見えない労働が増えるだけです。


ホワイトカラーエグゼンプションでは座っていた時間で成果は決まらない専門職(為替ディーラーなど)を対象にしていると言われます。


しかしながら、私は為替ディーラーの経験がありますが会社に居る時間よりも夜遅くまで顧客を接待してい時間や情報収集の為の時間が多く3時間程度の睡眠時間しか取れない事の方が多かった記憶があります。


この時は毎月稼いだ金額の一定割合が給料に上乗せされますのでそれ程苦にはなりませんでしたが、結果的に高額の所得税や社会保険料などの負担が増大して働けど余り楽にはならず転職して1年間は地獄だった経験があります。


これでは勤労意欲そのものが削がれる危険性や優秀な人材ほどその分副業に力を入れたたり転職してしまう割合も高くなりそうです。


本当は優秀な人材は起業するのが一番だと思いますが、これも企業とスケールメリットに支えられていてその歯車の一部しか担っていない事が多く、独立して直ぐに自分の実力だけで稼げる程甘くはありません。


しかし、日々努力される方なら自然に信用が付いて来ますので転職前以上に稼げる様になると思いますが、時間がかかりますし良好な人間関係つまり人脈を築けるかで決まって来ます。


簡単に言いますと人脈とは困った時やチャンスの時にいつでも協力してくれる人をどれだけ集められるかで決まって来ます。


しかしながらこうした人脈は相手からも判断されますので、先ず本人が他の人の役に立つ実力が無ければ人脈は作れませんから何らかの形でその道のプロである必要があります。


最大の問題は政府の政策でグローバル化が進められ激しい価格競争で生産が人件費の安い途上国へシフトしている点です。


グローバル化は日本の経済にとってマイナスですし、人々の生活を守るべき国が無策どころか国民に負担を押付ける政策が多過ぎるのではないでしょうか。

nice!(8) 
共通テーマ:ニュース

nice! 8

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。